静電安全靴 (安全靴・作業靴)
静電靴とは、静電気防止靴とも呼ばれ、発生した静電気を体に溜めないよう、靴底から地面へ流す帯電防止機能のついたシューズを指します。また、安全靴の機能がついた静電靴のことを、静電安全靴や安全静電靴と呼んだりもします。静電靴、導電靴、絶縁靴はそれぞれ機能が異なるため、目的にあわせた着用が必要です。最近ではスニーカータイプの静電安全靴や、ハイカット、ローカット、ブーツ、革靴、長靴など、静電靴の種類も多様化しており、アシックス、ニューバランス、ミズノ、プーマなど人気のスポーツメーカーから販売されているおしゃれでかっこいい安全静電靴の2023新作・限定モデルなどもおすすめです!サイズ感も豊富で、メンズだけでなくレディースサイズのかわいいデザインの静電靴も流通しています。
静電靴・導電靴・絶縁靴の違い
静電靴・導電靴・絶縁靴は、似ているのでややこしいのですが、それぞれを必要とする作業現場は異なります。次の内容を参考に目的にあった安全靴をお選びください。
◎静電靴
人体に帯電した静電気により、爆破、火災、電撃などの事故や災害が起こりうる、または静電気が生産障害の原因になりうる精密機器作業などの現場に必要。JIS規格では「ED(一般静電靴)」、「EDX(特殊静電靴)」の記号であらわされているものが静電靴にあたります。
◎導電靴
超高圧送電線の近くや変電所内の電場など、強電界中で静電誘導による人体帯電を起こす恐れのある現場に必要。JIS規格では「EC(導電靴)」の記号で表されているものが導電靴にあたります。
◎耐電(絶縁ゴム底)靴
靴底に電気を通さない物質であるゴムが使用されており、感電のリスクを減らします。工場内の電気保全や電気工事など低圧回路(商用電圧)に誤って触れる恐れのある現場で必要とされます。