柱上安全帯と一般的な安全帯って何がちがうの?

2015年10月20日

柱上安全帯と一般的な安全帯って何がちがうの?

一般的な安全帯とは?

 一般的な安全帯とは、工事現場などで高所作業をおこなうときに、墜落防止用につけるものをいいます。現場では2m以上の高さで作業する場合高所作業の扱いとなりますが、常に工事作業員が狭い場所に入るため安全帯が邪魔になる時や、内装の作業で周りに安全帯をぶつけて傷をつけたりしてはいけないとき以外は、基本的にヘルメットと安全帯は一日中装着しています。

 安全帯は、丈夫なベルトに丈夫なワイヤーがつているのですが、その先端にフックがついている構造になっており、それを腰に巻いて使います。普段ワイヤーの部分は巻き取れるようになっていて自由に長さを調節できるのですが、衝撃がかかると固定されます。そのため、作業するときにフックをひっかけて固定しておくことで、落下したときに固定され腰からぶら下がる状態になって、落下するのを防げるわけです。

 車のシートベルトは、普段は自由に長さを調整することができますが、おもいっきり引っ張って衝撃を加えると固定されてそれ以上伸びなくなります。それとおなじような仕掛けが安全帯にも入っているのです。工事現場によっては転落したら命が危険にさらされるような高さの現場もあります。安全帯は、高所作業をするときの命綱といえるでしょう。

柱上安全帯とは?

 柱上安全帯とは、その名のとおり、柱上の場所で作業するための安全帯のことを指します。通常の安全帯は、工事現場の中でも、仮設足場の上などの平坦な場所で建設の工事作業員が主に使用しますが、柱上安全帯は、電気工事などの際に、電気会社の作業員が電信柱に登って作業をするときなどに使用します。

 柱上安全帯はベルトにフックとワイヤーがついているのは普通の安全帯と同じですが、形や構造は通常の安全帯と異なります。また、使用の方法にも違いがあり、1本吊りとU字つりの種類があります。1本吊りの場合、通常の安全帯と似たような使い方ですが、U字吊りの場合は、電柱などの柱上のものに巻きつけて腰にフックを留めて使います。

 柱上安全帯を使うときの注意点としては、必ず腰骨のところの正しい位置にベルトを装着することが挙げられます。正しい位置より下にベルトがあると、落下したときにベルトが抜けてしまう可能性がありますし、かといって正しい位置より上にありすぎると、落下しそうになって吊り下げられたときにベルトがお腹を圧迫してかえって怪我をしてしまうということもありえます。また、フックをかける位置は確実に固定できる頑丈な場所にかける必要があります。ステップボルト(電柱に登るために足を乗せる部分)などにかけると折れ曲がってしまう恐れがあります。

柱上安全帯と一般的な安全帯のメリット・デメリット

 柱上安全帯と一般的な安全帯は、高所からの落下を防ぐ作業員の命綱であるという点は同じですが、それぞれに特徴があり、メリットとデメリットとがあります。

 柱上安全帯は電信柱に登るなどの柱上で垂直移動する作業に適していますが、一般の工事現場の足場での作業など平坦な場所での作業には適していません。フックを固定した状態では、横方向にあまり広範囲に動けないからです。

 一方で通常の安全帯の場合だと、フックをかけた場所からワイヤーが伸びる範囲はある程度自由に水平方向に動くことができるので、工事現場の足場の上での作業などの平坦な場所での作業に適しています。外壁の工事をしたり、コンクリート造の外側の型枠を建てたりするときなど、足場の上では水平方向に動きながらの作業が多く、逆に垂直に移動するということは少ないですから、柱上安全帯より一般的な安全帯のほうが移動範囲が広がるので仕事の幅が広がるというわけです。

 このように、柱上安全帯と一般的な安全帯でそれぞれ使う場所がことなるため、建設の作業員は一般的な安全帯、電気工事作業員は柱上安全帯を使っているということが、おのずと多くなっています。

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2015年10月20日 13:18  カテゴリー :安全用品

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