「作業着に油がついてしまった…このまま洗濯機で洗って大丈夫?」そう思って手が止まった方も多いはずです。
結論から言うと、作業着の油汚れは洗濯機で洗って問題ありません。ただし、ただ洗濯機に放り込むだけでは、油特有のベタつきや黄ばみが残ってしまうことがあります。
この記事では、油の種類別の落とし方から、洗濯機でしっかり落とすための手順、現場でできる応急処置、どうしても落ちないときの対処法まで、作業着専門店「まもる君」がまとめてご紹介します。
作業着の油汚れが落ちにくい理由
油汚れが頑固なのは、油分が水になじまず、繊維の奥まで染み込んでしまうからです。水と洗剤だけの洗濯では油を十分に分解できず、汚れが残ってしまうことがあります。
しかも、時間が経つと油が酸化して色素に変化し、黄ばみやシミとして定着してしまいます。油汚れに気づいたら、できるだけ早く対処するのが鉄則です。
油の種類で変わる!落とし方の基本
作業着につく油汚れは、実は一種類ではありません。汚れの正体に合わせて対処法を選ぶことで、よりキレイに落とせます。
食品の油汚れ(食用油・ドレッシングなど)
厨房作業や休憩中の飲食でつきやすい油汚れです。食器用洗剤など油を分解するタイプの洗剤との相性がよく、比較的落としやすい汚れといえます。
皮脂による油汚れ(襟・袖口の黒ずみ)
汗や皮脂も油性の汚れの一種です。時間が経つと酸化して黄ばみに変わりやすいので、気づいたタイミングでの早めの洗濯が効果的です。
機械油・グリスによる油汚れ
現場作業でつく機械油やグリスは粘度が高く、繊維の奥までこびりつきやすい頑固な汚れです。専用洗剤でのつけ置きなど、ひと手間かけた下処理が欠かせません。
>>【関連記事】作業着の油汚れにはどんな洗剤がおすすめ?落とし方のポイントも解説
作業着の油汚れを洗濯機で落とす4つの手順

作業着の油汚れを洗濯機で洗う手順を、主なステップに沿って見ていきましょう。
1.油汚れの部分に専用洗剤を塗布して揉み込む
最初に、作業着の油汚れの部分に専用洗剤を塗布して揉み込みましょう。油汚れは繊維の奥深くまで浸み込んでいることが多いため、洗濯機で洗うだけではキレイに落とすことが難しいからです。
あらかじめ専用洗剤を揉み込んで油汚れとなじませておくことで、落ちやすくなります。油汚れ全体に行き渡るよう、しっかりなじませましょう。
2.40~60度のお湯に1~2時間程度つけ置きする
次に、大きめのバケツや洗面器に40~60度のお湯を入れ、1~2時間程度つけ置きしましょう。お湯でつけ置きすることで、固まった油汚れがお湯の熱によって柔らかくなり、汚れ落ちがよくなります。
また、時間を置くことで洗剤成分が繊維の奥までよくなじみ、さらにスッキリと洗いあげることができます。
3.洗濯機に入れて単独で洗う
つけ置きが終わったら、そのまま洗濯機に入れて洗濯してください。油汚れが他の洗濯物に移らないよう、単独で洗うのがポイントです。
すでにつけ置きしているので、洗濯時間やすすぎ時間を特別に長くしたり、新たに洗剤を投入したりする必要はありません。脱水は軽めにしておくとシワが残りにくく、作業服にも負担がかかりません。
4.洗濯後は油汚れが落ちたか確認してから陰干しする
洗濯後は、油汚れが落ちたか確認しましょう。キレイに落ちたことが確認できたら、軽く形を整えて陰干ししてください。
もしも油汚れが完全に落ちていなかったら、再度同じ手順を繰り返してみてもよいでしょう。ただし作業服に負担がかかりやすいので、何度も繰り返しすぎないよう注意してください。
外出先や作業中に油がついたときの応急処置
現場や外出先ではすぐに洗濯できないことも多いもの。帰宅・帰社までの間は、以下の応急処置で汚れの広がりを抑えておきましょう。
こすらずに油を押さえて吸い取る
油がついた直後は、こすらずティッシュや布で軽く押さえて油を吸い取りましょう。こすると油が繊維の奥に広がり、むしろ落ちにくくなってしまいます。
食器用洗剤を少量なじませておく
手元に食器用洗剤があれば、汚れた部分に少量なじませておくと、油が繊維に固着するのを遅らせられます。水で軽くすすいでから乾かしておきましょう。
帰宅後はできるだけ早く本格的な洗濯に移す
応急処置はあくまで一時的な対応です。時間が経つほど油が酸化して落ちにくくなるため、帰宅・帰社後はできるだけ早く、上で紹介した専用洗剤でのつけ置き洗いに移りましょう。
作業着の油汚れを洗濯機で洗うときの注意点

作業服の油汚れを洗濯機で洗うときには、いくつか注意しておきたい点があります。
「手洗い」表示がある場合は手洗いのみで洗う
作業服の油汚れを洗濯機で洗う前に、洗濯表示を確認してください。もしも「手洗い」の表示があったら、デリケートな素材であると判断できるため、洗濯機で洗うのはおすすめできません。
無理をして洗濯機で洗ってしまうと、たとえ油汚れを落とすことができても、大切な作業着が傷んでしまう可能性があるので、やめておきましょう。
ほかの洗濯物とは分けて洗う
作業着の油汚れを洗濯機で洗う場合、ほかの洗濯物とは分けることがおすすめです。ほかの洗濯物と一緒に洗うと、作業着の油汚れが移ってしまうことがあります。
面倒でも、油汚れが付着した作業服は単体で洗うのが一番です。また、洗濯後の洗濯槽をチェックし、汚れていたらキレイに掃除してから通常の洗濯物を洗うようにするとよいでしょう。
必要以上に洗濯時間やすすぎ時間を長くしない
油汚れを落としたいからといって、必要以上に洗濯時間やすすぎ時間を長くしないようにしましょう。作業着に負担がかかって、傷んでしまう原因になります。
この記事でご紹介したとおり、専用洗剤を揉み込んでなじませてからつけ置きし、洗濯機で普段と同様に洗うようにして、作業着に余分な負担を掛けないようにしましょう。
時間が経った頑固な油汚れが落ちないときは

ご紹介したやり方で洗っても、油染みが古くなっていると汚れ落ちが悪いことがあります。そんなときは、次の対処法を試してみましょう。
酸素系漂白剤を併用する
専用洗剤でのつけ置きだけで落ちきらない場合は、酸素系漂白剤を併用するのも一つの方法です。漂白剤の使用可否は洗濯表示で必ず確認してから使いましょう。
クリーニング店に相談する
自宅での処置で落ちないときは、クリーニングに出してみることを検討しましょう。シミの種類や付着してからの経過時間を伝えると、より適した処置をしてもらえます。
買い替えも検討する
付着してから時間が経過している、厨房などで高温の油汚れが付着したといった場合は、どんな方法でも汚れが完全に落ちないことがあります。油汚れが落ちない作業服は寿命を迎えたと判断し、買い替えるのも一つの選択です。
まとめ
作業着の油汚れは、洗濯機で洗うことができます。キレイに落とすには、汚れの種類を見極めたうえで、専用洗剤を塗布して揉み込んで汚れとなじませてから、つけ置きして洗濯機で洗うとよいでしょう。
外出先や作業中に油がついたときは、こすらずに油を吸い取っておくと、帰宅後の洗濯でより落としやすくなります。
ただし、油汚れはしつこいので、ご紹介した手順で洗濯しても落としきれないことがあります。その場合は、クリーニングに出すのも一つの方法ですが、寿命と考えて作業服を買い替えるのもおすすめです。
なお、私ども「作業着専門通販 まもる君」でも、高品質で機能的な人気の作業着を多数お取り扱いしており、おかげさまで大変ご好評をいただいています。この機会に、いろいろとチェックしてみてください。
>>【関連記事】黒い服が汗で白くなるのは塩分のせい?今すぐできる対策と正しい落とし方
>>【関連記事】肩巾とは?肩幅との違い・正しい測り方をわかりやすく解説
>>【関連記事】TPU素材とは?メリット・デメリットと作業用品での活用例をわかりやすく解説
