雨の日の作業でカッパを着ると、中が蒸れてびっしょり汗をかいてしまう——そんな経験はありませんか。
防水性の高いカッパほど、実は内側に湿気がこもりやすく、着用中の不快感につながりがちです。
この記事では、蒸れないカッパの仕組みと選び方のポイント、作業現場で人気の高いおすすめレインウェアを3つご紹介します。
蒸れないカッパの特徴は「透湿防水素材」
蒸れないカッパの最大の特徴は「透湿防水素材」の採用です。
透湿防水素材とは、外からの水(雨)は通さないが、内側の水蒸気(汗)は外へ逃がすという特性を持つ素材です。
代表的な素材としてはGORE-TEX(ゴアテックス)が有名ですが、近年では各メーカーが独自の透湿防水素材を開発・採用しており、コストパフォーマンスの高い製品も増えています。
透湿度(g/㎡/24h)が高いほど蒸れにくく、10,000g以上のモデルは激しい作業でも比較的快適に着用できます。
透湿度だけじゃない、「耐水圧」もチェック
カッパ選びで見落とされがちなのが「耐水圧」です。透湿度が「蒸れにくさ」を表す数値なら、耐水圧は「濡れにくさ」を表す数値だと考えてください。
耐水圧が低いと、強い雨や体重がかかる部分(座る・しゃがむ等)から水が染み込んでしまうことがあります。小雨程度なら耐水圧2,000mm前後でも足りますが、屋外での長時間作業には10,000mm以上を目安に選ぶと安心です。
透湿度・耐水圧の両方が高い数値のモデルほど、蒸れにくく濡れにくいカッパと言えます。
蒸れないカッパのおすすめ3選
ここでは、透湿防水性に優れた蒸れにくいカッパを3つご紹介します。
喜多(KITA)プロテクトストレッチレインウェア 4WAY・透湿 No2930
喜多のプロテクトストレッチレインウェアは、4WAYストレッチ機能と透湿防水素材を組み合わせた高機能モデルです。
動きやすさと蒸れにくさを両立しており、作業現場でも快適に着用できます。
リフレクターも搭載しており、夜間や薄暮時の視認性向上にも配慮されています。
Makku(マック)AirRain+ エアレインフォーシーズンスーツ(ファン無し)
MakkuのAirRain+は、独自の「エアレイン」テクノロジーを採用した高透湿レインウェアです。
衣服内に空気の流れを作る設計により、従来のレインウェアよりも優れた通気性と透湿性を実現しています。
オールシーズン対応で、春・秋の肌寒い時期から夏の雨天時まで幅広く活用できます。
カジメイク(Kajimeiku)仕事合羽 KM-001
カジメイクの仕事合羽は、作業現場での実用性を重視した定番モデルです。
コストパフォーマンスが高く、防水性と動きやすさを兼ね備えており、日常的な雨天作業に適しています。
シンプルな構造で扱いやすく、洗濯・乾燥も容易なため、現場での管理がしやすい点も魅力です。
蒸れないカッパを選ぶポイント
蒸れないカッパを選ぶ際は、次の3点を確認しましょう。
①透湿度の数値:目安は5,000g以上、激しい作業なら10,000g以上を選ぶと安心です。
②ベンチレーション(換気機能)の有無:脇や背中に換気口があるモデルは、湿気を積極的に外へ逃がせます。ベンチレーションの仕組みは
>>【関連記事】ベンチレーションとは?作業が快適になる仕組みや効果を解説
でも詳しく解説しています。③素材の質感とフィット感:袖口や裾に隙間があると、蒸れる以前に雨が入り込んで濡れてしまいます。試着できる場合は、実際に腕を上げるなどして動きやすさも確認してください。
カッパを長持ちさせるお手入れ方法
透湿防水素材は、汚れが付いたまま放置すると生地の穴がふさがれ、透湿度が下がってしまいます。使用後はできるだけ早く汚れを落とし、撥水加工をかけ直すと防水性・透湿性を長持ちさせられます。
洗濯表示に従って洗い、しっかり乾かしてから収納するのも基本です。撥水加工の服の正しい洗い方は
>>【関連記事】撥水加工の服の洗濯方法|洗ってはいけないNG行為と復活のコツ
で詳しく紹介しています。濡れたまま袋に入れて保管するとカビや臭いの原因になるため、収納袋ではなくハンガーにかけて風通しの良い場所で保管しましょう。
蒸れないカッパに関するよくある質問
Q. 透湿防水素材でも100%蒸れないのですか?
A. 透湿は蒸れを軽減する機能であり、完全に蒸れないわけではありません。気温や運動量によっては汗をかくこともあるため、あくまで快適さを高める補助機能として捉えてください。
Q. 自転車通勤でも使えますか?
A. 使えます。ただし作業用のカッパは現場での動きやすさ・耐久性を重視した作りが多いため、自転車での使用がメインの場合は、可動域や視認性(リフレクターの有無)も確認して選ぶのがおすすめです。
Q. カッパは自宅で洗濯できますか?
A. 多くの製品は洗濯できますが、必ず洗濯タグの表示を確認してください。乾燥機の使用や柔軟剤の多用は撥水性能を落とす原因になるため注意しましょう。
>>【関連記事】TPU素材とは?メリット・デメリットと作業用品での活用例をわかりやすく解説
>>【関連記事】綿とポリエステル、涼しいのはどっち?夏の作業着のプロが徹底比較
>>【関連記事】黒い服が汗で白くなるのは塩分のせい?今すぐできる対策と正しい落とし方
まとめ
蒸れないカッパを選ぶポイントは、透湿防水素材の透湿度と、耐水圧の両方を確認することです。
今回紹介した3選は、いずれも作業現場での使用を想定した、透湿防水性の高いモデルです。
ぜひ本記事を参考に、蒸れずに快適な雨の日を過ごせるカッパを見つけてください。
