洗濯のつけ置き時間の目安は、汚れの種類によって変わります。結論から言うと、軽い汚れなら30分程度、汗ジミや黄ばみなどのしつこい汚れは1〜2時間が目安です。とはいえ「一晩つけ置きしたほうが確実に落ちるのでは?」と思う人も多いはず。実は、長時間のつけ置きは生地を傷めたり、逆効果になったりすることがあります。
そこで今回は、つけ置き洗いの時間の目安と汚れ別のコツ、正しいやり方までまとめて解説します。「浸け置き」と表記されることもありますが、やり方は同じです。効率よく汚れや黄ばみをスッキリ落とすためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
つけ置き洗いとは?普通の洗濯との違い
つけ置き洗いとは、洗濯物を洗剤液に一定時間浸してから洗う方法です。通常の洗濯機洗いは洗剤と衣類を短時間で撹拌するだけですが、つけ置きは洗剤成分をじっくり繊維の奥まで浸透させられるのが特徴。皮脂汚れや黄ばみなど、通常洗いでは落ちにくい汚れに向いています。
ただし、つけ置きすればするほど汚れが落ちるわけではありません。時間を誤ると、色落ちや生地の傷みにつながることもあるので注意しましょう。
つけ置き洗いの時間の目安は30分〜2時間
軽い汚れなら30分程度
汗や軽い皮脂汚れなど、付着したばかりで表面にとどまっている汚れは、30分程度のつけ置きで十分キレイになります。軽い汚れに対して長時間つけ置きするのは逆効果になりやすいため、時間を守ることが大切です。
頑固な汚れは1〜2時間
時間が経って定着した汚れや、油汚れなどのしつこい汚れは、1〜2時間程度を目安にしましょう。途中で様子を見ながら、汚れの落ち具合を確認するのがポイントです。1〜2時間つけ置きしても落ちない場合は、それ以上時間を延ばしても効果は期待しにくいといえます。
一晩つけ置きしてもいい?長時間放置のリスク
「忙しいから一晩つけ置きしておこう」と考える人もいますが、これはおすすめできません。長時間水に浸けたままにすると、雑菌が繁殖してかえってニオイの原因になったり、色柄物では色移りや色あせが起きたりすることがあります。とくに気温の高い季節は、数時間でも雑菌が増えやすいので要注意です。
つけ置きは「必要な時間だけ」が鉄則。落ちにくい汚れは時間を延ばすより、洗剤の濃度や種類を見直すほうが効果的なことも多いです。
汚れ別のつけ置き時間の目安
汗・皮脂によるニオイ汚れ
汗や皮脂によるニオイ汚れは、40℃程度のぬるま湯に酵素系の洗剤を溶かし、30分〜1時間ほどつけ置きすると効果的です。ぬるま湯は皮脂を緩ませやすく、洗浄力を高めてくれます。
襟や袖の黒ずみ
襟や袖の黒ずみは皮脂と汚れが層になって固まっていることが多く、1時間前後のつけ置きが目安です。つけ置き前に、汚れ部分に直接洗剤を揉み込んでおくと落ちやすくなります。
黄ばみ
黄ばみは酸素系漂白剤を使い、1〜2時間程度つけ置きするのがおすすめです。長時間放置しても黄ばみが薄い場合は繊維の奥まで色素が入り込んでいる可能性があり、無理に時間を延ばすより煮洗いなど別の方法を検討しましょう。
泥汚れ・食べこぼし
泥汚れや食べこぼしは、乾いてから軽くもみ落とし、30分〜1時間のつけ置きで様子を見ます。デンプン質を含む食べこぼしは、お湯ではなく水またはぬるま湯を使うと汚れが固まりにくくなります。作業中に付いたサビ汚れなど、つけ置きだけでは落ちにくい頑固な汚れは、専用の落とし方を知っておくと安心です。
>>【関連記事】服についたサビの落とし方|クエン酸・お酢・重曹で今すぐ解消!予防法も解説
つけ置き洗いの正しいやり方・手順
1. 洗濯表示を確認する
つけ置きする前に、洗濯表示を確認しましょう。水洗い不可のマークが付いている場合は、家庭でのつけ置きはできません。無理に水洗いすると生地を傷めるだけなので、クリーニング店に相談してください。
2. ぬるま湯と汚れに合った洗剤を用意する
ぬるま湯(30〜40℃程度)と、汚れに合った洗剤を使いましょう。ぬるま湯は多くの汚れを緩ませやすく、洗剤も汚れの種類に合わせることで効率よく落とせます。つけ置き前に汚れの種類を見極めておくことが大切です。
3. 他の洗濯物と分けて単独でつけ置きする
つけ置きは、ほかの洗濯物と分けて単独で行いましょう。同時につけ置きすると、汚れや色が移ってしまうことがあります。とくに色柄物は色移りしやすいので注意してください。
4. すすぎ・乾燥まで丁寧に行う
つけ置き後は、すすぎと乾燥を丁寧に行いましょう。すすぎが不十分だと洗剤成分や汚れが残り、黄ばみやシミの原因になります。乾燥が不十分な場合も、嫌なニオイやカビの原因になるので気を付けてください。
洗剤・漂白剤の選び方
つけ置きに使う洗剤は、汚れのタイプで選び方が変わります。汗や皮脂汚れには酵素系の洗剤、黄ばみや色柄物にも使いやすい漂白剤には酸素系漂白剤が向いています。塩素系漂白剤は漂白力が強い反面、色柄物には使えないものが多いため、成分表示を確認してから使いましょう。
重曹やクエン酸を使った時短ケアもありますが、洗浄力は洗剤ほど強くないため、あくまで軽い汚れやニオイ対策の補助として使うのがおすすめです。洗剤の入れすぎは、すすぎ残りによる白い粉汚れの原因にもなるため、使用量の目安を守りましょう。
つけ置きしても汚れが落ちない場合は「服の寿命」のサイン
正しい時間・方法でつけ置きしても汚れが落ちない場合は、服の寿命を迎えている可能性があります。汚れが繊維の奥深くまで入り込み、こびり付いてしまうと、つけ置きだけでは十分に落とせません。経年劣化や紫外線の影響で、素材自体が変質していることも考えられます。
この場合は無理に落とそうとせず、買い替えのタイミングと考えるのもひとつの方法です。
よくある質問
つけ置き洗いは一晩してもいいですか?
おすすめできません。長時間のつけ置きは雑菌の繁殖や色移り・色あせの原因になります。汚れの種類に応じて30分〜2時間を目安にしましょう。
つけ置き後の水は洗濯に使ってもいいですか?
汚れが多く出ている場合は、一度水を替えてから洗濯機に入れるのがおすすめです。汚れた水のまま洗濯すると、汚れが他の衣類に再付着することがあります。
重曹だけで黄ばみは落ちますか?
軽い黄ばみであれば重曹でも効果はありますが、頑固な黄ばみには酸素系漂白剤のほうが効果的です。汚れの程度に合わせて使い分けましょう。
洗濯機の中でつけ置きしても大丈夫ですか?
つけ置きコースが搭載された洗濯機であれば問題ありません。搭載されていない機種の場合は、洗濯槽内に洗剤液を溜めた状態で長時間放置すると、洗濯槽の汚れやカビの原因になることがあるため、桶やバケツでのつけ置きがおすすめです。
>>【関連記事】黒い服が汗で白くなるのは塩分のせい?今すぐできる対策と正しい落とし方
>>【関連記事】洗濯で白い粉がつく原因は?液体洗剤でも粉が出る理由と対処法
まとめ
洗濯のつけ置き時間は、軽い汚れなら30分程度、しつこい汚れなら1〜2時間が目安です。一晩などの長時間つけ置きは雑菌繁殖や色移りの原因になるため避け、汚れの種類に合わせた時間と洗剤を選ぶことが、効率よくキレイに仕上げるコツです。正しい方法でつけ置きしても汚れが十分に落ちない場合は、服の寿命と考えて買い替えるのもおすすめです。
なお、私ども「作業着専門通販 まもる君」でも、数多くのおしゃれでかっこいい人気の作業着をお取り扱いしています。現在の作業着が寿命を迎えたと感じたら、ぜひ一度お気に入りの1着を探してみてください。
