透湿性とは?透湿度からわかる快適な作業着とは
建築・物流の現場や屋外作業を主としている方にとって、作業着の透湿性は作業効率や不快度に影響する大切な指標です。
透湿性が低いと内部に湿気がこもりやすく、蒸れによる不快感が増して集中力も低下してしまうでしょう。
そこで今回は、透湿性とは何か、透湿度からわかる快適な作業着について解説します。
透湿性とは?
透湿性とは、衣服内にこもった汗や水蒸気を外へ逃がす性能のことです。
作業中に汗が蒸発して体外および衣類の外へ排出されれば快適さを保てますが、排出されずに内部にこもると蒸れやベタつきが発生します。
特に、防水性の高いレインウェアや防寒着は外からの水を防げる一方で、透湿性が低いと内部の湿気まで閉じ込めてしまうことがあります。
この状態が続くと、蒸れによる不快感や汗冷えといった問題が起こりやすくなり、快適に作業を続けられなくなる可能性があるのです。
つまり、透湿性は快適に作業を続けるための排湿性能と考えるとわかりやすいでしょう。
透湿性の指標「透湿度」
透湿性を数値で示したものが「透湿度」です。
透湿度とは、24時間あたり1平方メートルの生地がどれだけの水蒸気を通せるかを示した数値で、「g/㎡/24h」という単位で表されます。
数値が高いほど、湿気を外へ逃がす能力が高いことを意味しており、一般的な目安は以下の通りです。
5,000g/㎡/24h前後:軽作業向け
8,000〜10,000g/㎡/24h:一般的な屋外作業向け
10,000g/㎡/24h以上:発汗量の多い作業向け
たとえば、軽い移動が中心の作業と、荷物運搬や足場作業のように発汗量が多い作業では、必要な透湿度が異なります。
透湿度を確認することで、自分の作業環境に合った作業着を選びやすくなるので覚えておきましょう。
透湿性をもとにした快適な作業着の見つけ方
ここでは、透湿性をもとにした、快適な作業着の見つけ方について解説します。
発汗量と透湿度を比較する
作業内容によって発汗量は大きく変わります。
倉庫内での軽作業
建築現場での資材運搬
高所作業や長時間の屋外作業
上記それぞれの作業では、身体への負荷が異なるのがわかるはずです。
発汗量が多い現場では、透湿度が低い作業着だと内部に湿気がこもりやすく、蒸れやすくなります。
逆に、比較的軽作業であれば、極端に高い透湿度でなくても問題ない場合が多いです。
自分の現場でどれくらい汗をかくかを把握し、それに見合った透湿度を把握した上で、適切な作業着を選びましょう。
耐水性と透湿性が高い作業着を選ぶ
快適性を求めるなら、透湿性だけでなく耐水性とのバランスも確認しましょう。
雨天作業や冬場の現場では、防水性が低いと外から水が侵入し、かえって身体が冷えてしまいます。
一方で、防水性だけを重視すると蒸れやすくなることがあります。
理想は、水は通さないが湿気は逃がすという性能を備えた作業着です。
代表的な透湿防水素材として知られているのがGORE-TEX(ゴアテックス)です。
他にもeVent(イーベント)やテトラテックスといった素材もあるので、着心地や性能を比較して選ぶといいでしょう。
まとめ
今回は、透湿性とは何かを解説しました。
透湿性が高いほど、蒸れを感じにくく作業効率の向上や集中力の持続がしやすいとわかってもらえたはずです。
また、防水性もふまえて作業着を選ぶことで雨天時や冬場の現場でも身体が冷えずに作業を続けられます。
ぜひ透湿性を理解し、作業内容に合わせた最適な作業着を選んでみてください。
