
祭り足袋とは?地下足袋との違い
祭り足袋は、神輿や山車を担ぐお祭りの場で使う地下足袋のことです。足首まで覆う伝統的な「足袋」とは違い、靴底にゴムやエアークッションを備えているため、アスファルトや石畳の上を長時間歩いても足裏への負担が少なく仕上がっています。
「地下足袋」との違いを気にする人も多いですが、実は祭り足袋は地下足袋の一種です。作業用の地下足袋がクッション性より耐久性・防滑性を重視するのに対し、祭り足袋はお祭りでの動きやすさ・見た目の粋さを優先して作られている点が違いといえます。最近はエアークッション入りのタイプが主流になっており、長距離を歩く神輿担ぎやだんじり曳きでも足が疲れにくいと評判です。
疲れない祭り足袋の選び方
お祭り本番で足が痛くならないよう、購入前に次の4点をチェックしておきましょう。
クッション性で選ぶ
底にエアークッションが入ったタイプは、固い路面を1日中歩いても足裏への衝撃が少なく、疲れにくいのが最大の魅力です。神輿を担ぐ程度なら数千円台の簡易エアーソールでも十分ですが、だんじりのように終日固い路盤を走り回る人は、クッション性の高い上位モデルを選ぶと安心です。
サイズは「気持ち大きめ」が鉄則
祭りで動き回ると足がむくみ、普段のサイズではきつく感じることがあります。地下足袋はコハゼでしっかり固定できるため、サイズが少し大きめでも脱げる心配はほとんどありません。迷ったら、普段の靴より半サイズ〜1サイズ大きいものを選んでください。
コハゼの枚数・丈の長さ
コハゼ(留め具)の枚数が多いほど足首までしっかり固定でき、激しい動きにも足元がぶれにくくなります。4〜5枚コハゼは着脱がしやすく初心者向き、7〜12枚コハゼは足首までフィットするため本格的にお祭りへ参加する人に向いています。
色・柄は事前に確認を
白・黒・紺が定番ですが、町会や連によっては指定色が決まっていることも珍しくありません。せっかく購入したのに色違いだった、という失敗を避けるため、色の指定やコハゼ数の指定がないか、参加する会や町内会に事前に確認しておきましょう。
祭り足袋の正しい履き方
祭り足袋は、かかとから先に差し込み、指先までしっかり収まっていることを確認してから、下のコハゼから順番に留めていくのが基本です。下から順に留めることで生地のたるみが上に逃げ、足首まで均一にフィットします。
最後のコハゼは、指1本分の余裕を持たせるくらいがちょうどいい締め加減です。きつく締めすぎると長時間歩いた後にむくみで血流が悪くなり、逆に足が疲れやすくなるので注意してください。
祭り足袋のお手入れ・洗い方
祭りの後は、汗や汚れを落としてから保管すると、次のシーズンも気持ちよく履けます。表面の泥はブラシや濡れタオルで軽く落とし、布製の祭り足袋であれば中性洗剤を使ったつけ置き洗いも可能です。
ただし、底にエアークッションが入ったタイプは、洗濯機や乾燥機を使うとソールが変形・劣化する原因になります。手洗いをしたあとは風通しの良い日陰で自然乾燥させ、直射日光や乾燥機は避けてください。しっかり乾かしてから保管することで、カビや型崩れも防げます。
祭り足袋のオススメメーカー
丸五
丸五は大正8年の創業以来、90年以上にわたり日本特有の履物である地下足袋を製造してきた老舗メーカーです。祭り足袋の定番「エアージョグ」シリーズはクッション性が高く、動き回っても疲れにくいと評判。安全靴や作業手袋なども手がける安全作業用品の総合ブランドで、品質面での安心感があります。サイズ展開もメンズ・レディース・大きいビッグサイズまで幅広く対応しています。
力王・日進ゴムなど他メーカーも要チェック
力王や日進ゴムといったメーカーも、独自のクッション構造やコハゼバリエーションを持つ祭り足袋を展開しています。それぞれ履き心地や耐久性の傾向が異なるため、複数メーカーを比較してから選ぶのもおすすめです。祭りや町会によっては足袋と草鞋、足袋と雪駄の組み合わせが推奨されることもあるので、あわせて確認しておくと安心です。
>>【関連記事】地下足袋に靴下は履くの?履かない理由とおすすめの選び方
>>【関連記事】地下足袋は登山に向いてる?メリット・デメリットと失敗しない選び方
>>【関連記事】履いたら癖になる?地下足袋の履き心地について
まとめ
祭り足袋は、クッション性・サイズ・コハゼの枚数を押さえて選べば、1日中歩き回っても疲れにくくなります。正しい履き方で足首までフィットさせ、使用後はしっかりお手入れをすれば、毎年のお祭りで長く使い続けられます。今年のお祭りは、自分の足に合った1足で、最後まで元気に楽しみましょう。
