工事現場の熱中症対策では、具体的にどんなことを行うべきか詳しく知りたいですよね。特に、夏の工事現場は灼熱地獄ですから、徹底した熱中症対策が必要になります。
とはいえ、実際にどんな方法が効果的なのか、よく分からないと困ってしまいますよね。
そこで今回は、工事現場の熱中症対策のポイントを詳しく解説しましょう。必ずお役に立てる内容ですから、最後までお付き合いください。
工事現場で熱中症が多発する理由
工事現場で熱中症が多発するのは、以下のような理由があるからです。
- 高温下の重労働が多く体に負荷がかかりやすい
- 汗を大量にかきやすい
- 業務上ヘルメットを着用したままになることが多い
特に、夏場の屋外やエアコンの効きが悪い屋内では熱中症になるリスクが高まるため、万全な対策が必要になるのです。
工事現場では熱中症対策が事業者の義務化に
工事現場では、このたびの労働安全衛生規則改正により、熱中症対策が事業者に義務化されています。施行になる令和7年6月1日以降は、今回改正された内容に基づき、適切な熱中症対策を行ってください、
熱中症対策が不十分だと判断されると、6カ月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科せられることがあるので注意が必要です。
詳しくは下記の関連記事で説明していますので、よく確認して適切な対策を行いましょう。
>>【関連記事】【2025年6月施行】職場の熱中症対策が義務化｜対象作業・事業者の対応・罰則を解説
工事現場の熱中症対策のポイント
ここでは、工事現場の熱中症対策のポイントを5つ解説しますので、それぞれ参考にしてください。
労働環境を見直す
まずは、工事現場の労働環境を見直しましょう。特に建設業の工事現場は重いものを運ぶ、持ち上げるなどの作業が多く、重労働です。
そこで、労働時間と休憩時間、労働の負荷の強さが適切か、特定の従業員に負荷がかかり過ぎていないかなどを細かくチェックし、改善していきましょう。
熱中症のリスク・対処法を従業員に周知させる
熱中症対策では、定期的な安全衛生教育の実施とチェックを行い、熱中症のリスクや対処法を周知させることも必要です。正しい知識があれば、熱中症を未然に防いだり、発症後に悪化させたりせずに済みます。
また、体調がおかしいと感じた場合は、速やかに申告できるシステム作りも大切です。作業現場の監督や主任にも、従業員の体調管理を徹底するように伝えましょう。
こまめな水分・塩分補給を促す
こまめな水分・塩分補給を促すことが、工事現場での実践的な熱中症対策になります。工事現場では大量の汗をかくため、簡単に脱水状態になり、熱中症の発症リスクが高まるからです。
水分・塩分補給には、スポーツドリンクが効果的です。喉が渇く前にこまめに補給できるよう、当日にまとめった量を用意し、いつでも飲めるようにしておくのもよいでしょう。
たとえば、「Kentai（ケンタイ）K7108スポーツドリンク（5L用×20袋） グレープフルーツ風味」などがおすすめです。
涼しい作業服を導入する
工事現場では、涼しい作業服を導入することも重要な熱中症対策といえます。たとえば、以下のような素材を採用した作業服は、夏の工事現場にぴったりです。
- 接触冷感素材
- 吸汗速乾素材
- メッシュ素材
今は、熱中症対策用の作業服が多数販売されていますので、目的・お好みに沿って選ぶとよいでしょう。大人気のファン付空調作業服やアイスベスト（冷却ベスト）も、夏の工事現場で大活躍します。
>>【関連記事】【2025最新】空調服の性能を徹底比較！バッテリー・ファンの選び方も！
>>【関連記事】【2025最新】メンズ冷感インナーを徹底比較！プロが選ぶおすすめの最強夏用インナーとは？
熱中症対策グッズを活用する
さまざまな熱中症対策グッズを活用することも、よい方法です。工事現場では、以下のようなグッズが特におすすめです。
また、ヘルメットも熱中症対策用のものに交換することを検討してみてください。なお、熱中症対策グッズは、涼しい作業服と併用することと相乗効果が期待できてよりおすすめです。
まとめ
今回は、工事現場の熱中症対策について詳しく解説しました。特に、夏の建設業の工事現場では熱中症になるリスクが高いため、労働環境の見直しをはじめ、どんなリスクがあるか、どんな方法で対処するかなどを従業員に周知させる、こまめな水分・塩分補給を促すといった十分な熱中症対策が必要です。現場作業員の健康と命を守るためにも、また、労働安全衛生規則改正により事業者に義務化されたことからも、徹底して行いましょう。
なお、私ども「作業着専門通販 まもる君」でも、工事現場の熱中症対策におすすめの涼しい作業服のほか、人気の熱中症対策グッズを多数お取り扱いしています。ぜひ、いろいろとチェックしてみてください。
