高齢者は、若い人より熱中症になりやすいため、普段から念入りな熱中症対策が必要です。本人も気付かないうちに重症化しやすいので、周囲も気を付けていきましょう。とはいえ、どんな方法で対策したらよいのかなど、よく分からないこともあるのではありませんか?
そこで今回は、高齢者・老人の熱中症対策のポイントやおすすめのグッズについて、詳しくご紹介します。最後までよく読んで、参考にしてください
高齢者が熱中症になりやすい理由
高齢者が熱中症になりやすいのは、主に以下のような理由があるからです。
- 喉の渇きを覚えにくい
- 体の保水能力が衰えている
- 体温調節機能が衰えている
- 多少の体調不良なら我慢してしまう人が多い
高齢者の本人の自覚を促すだけでなく、周囲が気を付けることが大切です。
高齢者の熱中症対策の基本
ここでは、高齢者の熱中症対策の基本について詳しく見ていきます。
こまめに水分補給をする
高齢者には、熱中症対策の基本として、こまめに水分補給をするように促しましょう。喉の渇きを覚えにくく、体の保水能力も衰えているため、いつの間にか脱水状態になっていることが多いからです。
なお、水を大量に飲んでも保水能力が衰えているため、なるべく塩分やミネラルも同時に摂取し、体内にとどまるように意識しましょう。
十分に睡眠を取る
十分に睡眠を取ることも、高齢者の熱中症対策に必要なことです。睡眠不足の状態では、体温調節機能が低下することが分かっています。つまり、元々体温調節機能が衰えている高齢者にとっては、死活問題なのです。
さらに、高齢者は睡眠が浅くなりがちです。ぐっすり快眠できるよう、寝具や寝室の照明なども見直してみるとよいでしょう。
無理をせずにエアコンを活用する
高齢者には、無理をせずにエアコンを活用するように伝えましょう。高齢者は、エアコンの風が苦手という理由で、暑くても扇風機だけで済まそうとする人が多いものです。
しかし、実際にエアコンを使わなかったことで熱中症になり、命を落としたケースも多数報告されています。今は昔と違い、エアコンを使うことが命を守るために必要であることを、しっかり理解してもらいましょう。
熱中症対策グッズを活用する
市販の熱中症対策グッズをうまく活用するのも、おすすめです。市販の熱中症対策グッズは、高齢者でも簡単に使えるものが多く、人気があります。また、さまざまな種類のグッズから、目的によって選べるのもメリットです。
さらに、これまでにご紹介した方法と、熱中症対策グッズを組み合わせて使うことで、効果が倍増します。
高齢者・老人におすすめの熱中症対策グッズ
ここでは、高齢者・老人におすすめの熱中症対策グッズを5種類ピックアップしてご紹介します。
空調作業服(ファン付き作業服)
空調作業服(ファン付き作業服)は、「作業服」とありますが最近では日常使いされることも増えてきています。スポーツ観戦や釣りなどのアウトドアシーンでの利用や、散歩や庭仕事など家庭での利用など幅広いシーンで使うことができるグッズです。また、次に紹介する熱中症対策グッズと併用することでより効果的に使うことができます。
充電式なので定期的な充電は必要ですが、最大出力で使っても5時間以上稼働するものがほとんどですので、日常使いであれば十分にお使いいただけることでしょう。
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ネッククーラー
ネッククーラーは、首に巻いたりはめたりすることで、体温を効率よく下げることができるグッズです。首の太い血管を冷やすことで、涼しく快適に過ごせます。また、使い方が簡単なので、高齢者の熱中症対策に持ってこいです。
ただし、数十分程度の効果となるものが多く、一時的・短時間に使用するものと考えたほうがよいでしょう。
アイスベスト
アイスベストは、ベストに冷却パック用の専用ポケットが付いているベストです。冷却パックを入れて着用することで、冷たさをダイレクトに感じることができ、熱中症対策に効果があります。
高齢者の場合は、体を冷やし過ぎると大きな負担となることがあるため、冷却パックをタオルで巻いて使用するなどで工夫してみてください。
冷感インナー
高齢者の熱中症対策には、冷感インナーの着用もおすすめです。冷感インナーは、着るだけで涼しく感じるので、暑い夏にぴったりといえます。
なお、高齢者向けには、ジャストサイズより1つ上のサイズを選ぶと、締め付け感がなく楽に着ることが可能です。
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スポーツドリンク
高齢者は喉の渇きを自覚しにくく、体の保水能力も衰えているため、積極的にスポーツドリンクを飲むようにすすめましょう。スポーツドリンクには、体に必要な塩分・ビタミン類・ミネラル類などが含まれており、脱水症状の予防・回復および熱中症対策になります。
ただし、糖分も多く含まれているため、持病がある人が飲む場合は、医師に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
高齢者は、若者のよりも喉の渇きを覚えにくく、体の保水能力や体温調整機能が衰えているなどの理由により、簡単に熱中症になる傾向があります。高齢者の熱中症対策としては、こまめな水分補給をする、十分な睡眠を取る、無理せずにエアコンを使うなどのほか、市販の熱中症対策グッズを活用するのもおすすめです。
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