制服貸与とは、会社が従業員に業務用の制服を無償で貸し出す仕組みのことです。制服には「貸与」と「支給」の2種類があり、所有権や退職時の扱いが異なるため、導入前に違いを理解しておくことが大切です。
この記事では、制服貸与の意味や支給との違いに触れたうえで、会社側・従業員側それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。制服貸与の導入を検討している方はもちろん、すでに制服貸与の会社で働いている方にも知っておいていただきたい内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
制服貸与とは?支給との違い
制服貸与とは、会社が所有する制服を従業員に「貸す」形で着用させる制度です。制服の所有権は会社側にあるため、従業員は在籍中だけ借りている状態になります。退職や異動の際には、原則として会社へ返却する義務があります。
一方「支給」は、制服そのものを従業員に渡し切る方式です。この場合は所有権が従業員に移るため、退職時に返却する必要はありません。ただし支給では、クリーニングや買い替えの費用を従業員側が負担するケースも見られます。
どちらを選ぶかによって、管理の手間やコスト負担の分担が変わってきます。制服貸与を検討する際は、まずこの違いを踏まえておきましょう。
制服貸与のメリット
ここからは、制服貸与の主なメリットを会社側・従業員側に分けてご紹介します。
会社側のメリット
制服貸与は、会社側に以下のようなメリットをもたらします。
- 従業員の自社への帰属意識を高められる
- 企業イメージをアップできる
- 自社の従業員と他社の従業員の区別がしやすくなる
- 従業員の福利厚生を充実できる
- 業務上必要な制服として、福利厚生費に計上できる場合がある(税務上の扱いは顧問の税理士にご確認ください)
従業員に気持ちよく働いてもらい、生産性を上げてもらうためにも、制服貸与は大きく貢献してくれる制度といえるでしょう。
>>【関連記事】作業着がかっこいい会社のメリットは?リニューアル時のポイント!
従業員側のメリット
従業員側にとっての制服貸与の主なメリットは、以下の通りです。
- 勤務中の服装を用意する手間や費用がかからない
- 勤務中の服装選びの悩みから解放される
- 私服から着替えることで仕事へのモチベーションがアップする
- オン・オフの切り替えがしやすい
実際、私服での勤務が嫌で制服のある会社を選んだという人もいます。従業員にとっても、制服貸与は働くうえで大きな魅力であることに違いありません。
制服貸与のデメリット
次に、制服貸与のデメリットについても、会社側・従業員側それぞれ見ていきましょう。
会社側のデメリット
制服貸与によって会社側にもたらされるデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 制服の購入費用・クリーニング費用などの経費がかかる
- 汚損・サイズ変更での交換対応に手間がかかる
- 貸与規定や貸与台帳を整備し、会社の備品として管理する必要がある
制服は消耗品のため、一定期間で廃却・新調することも必要です。リニューアルの際は全員分を一斉に用意しなければならず、費用負担が増す点は否定できません。制服貸与を実施するかどうかは、こうした面もよく考えて検討しましょう。
従業員側のデメリット
制服貸与による従業員側のデメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 勤務中の服装の自由が制限される
- 人によって素材や着心地に不満が出ることがある
- サイズ交換や退職時の返却手続きが面倒
就業規則によっては、汚損・破損・紛失により弁償の義務が発生することもあります。メリットの多い制服貸与にも、このようなデメリットがあることは理解しておきましょう。
制服貸与に関するよくある質問
Q. 制服貸与と支給の違いは何ですか?
A. 貸与は会社が所有権を持ち、従業員は在籍中だけ借りる形です。支給は制服そのものを従業員に渡し切るため、所有権が従業員に移ります。退職時に返却が必要かどうかが大きな違いです。
Q. 退職するときは必ず制服を返さないといけませんか?
A. 貸与の場合は、就業規則や貸与規定に従って返却するのが原則です。クリーニング後に返却を求める会社もあるため、退職前に総務・人事へ確認しておくと安心です。
Q. 制服のクリーニング代は誰が負担しますか?
A. 会社が負担するケースと、従業員が負担するケースの両方があります。制度を整備する際は、クリーニング費用の扱いも貸与規定に明記しておくとトラブルを防げます。
制服貸与の実施はさまざまな意見を参考に
制服貸与を実施する際は、さまざまな意見を参考にしましょう。上層部がよかれと思って導入を決めても、従業員は異なる意見を持っていることもあり得ます。
可能であれば、複数回にわたってあらゆる層の従業員から意見を聞いたり、アンケートを取ったりするとよいでしょう。制服貸与を実施すべきか、どんな制服が望ましいかを詰めていくことで、会社側にも従業員側にも納得のいく結果を出せます。
>>【関連記事】ポロシャツとは?作業着として導入をするメリットを解説
>>【関連記事】色の効果に注目!作業服の色選びで理想のイメージを実現!
まとめ
制服貸与とは、会社が所有する制服を従業員に貸し出す制度で、支給とは退職時の返却義務などの点で異なります。会社側・従業員側それぞれにメリット・デメリットがあるため、導入時はそれぞれの立場になって検討を重ねましょう。とはいえ、デメリットを上回るメリットがあることから、多くの会社が制服貸与を実施しているのも事実です。
なお、私ども「作業着専門通販 まもる君」でも、あらゆる会社の制服におすすめ&人気の作業着・作業服を豊富にお取り扱いしています。大口注文やご注文と同時の名入れ印刷・刺繍加工のご相談もお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。


