寒い季節や悪天候時の屋外作業では、暖かい作業着を着用して防寒対策をするのが欠かせません。
ただ、暖かい作業着は素材や種類によって保温性・動きやすさ・防水性のバランスが大きく異なるため、現場に合わないものを選ぶと「暖かいのに動きにくい」「軽いのに寒い」といった失敗につながります。
そこで今回は、暖かい作業着の選び方として、素材・種類・現場環境別のポイントを解説します。
暖かい作業着の選び方は素材・種類・着用シーンで決まる
暖かい作業着と一言でいっても、使用されている素材によって保温性や快適さが異なります。
また、どのような種類の防寒着を選ぶのかによって、動きやすさや着脱のしやすさも変わってくるでしょう。
さらに、屋外か屋内か、どの程度の寒さの現場かという着用シーンも選び方を左右する重要な軸です。
この3つの視点を押さえておけば、失敗せずに自分の現場に合った暖かい作業着を選べるようになります。
暖かい作業着で用いられる素材
暖かい作業着で用いられる素材としては、主に以下の4つです。
● ナイロン
● ポリエステル
● 綿(コットン)
● ウール
では、それぞれの素材についてみていきましょう。
ナイロン
ナイロンは軽量で耐久性に優れているため、防寒着として用いられる場合が多い素材です。
防水性もあるので、雨や風をしのぐウィンドブレーカーやカッパなど、軽防寒着の素材に採用されます。動きやすさを重視する現場に向いています。
ポリエステル
ポリエステルは耐久性と保温性のある素材で、裏地に使用されるケースが多い素材です。
ナイロンと同様に軽量で速乾性もあるため、蒸れによる不快感を緩和してくれる性質もあります。
綿(コットン)
綿(コットン)は通気性が高く肌触りのよい素材です。
吸湿性が高く汗を吸収してくれる反面、乾きづらいデメリットがあるため、汗を大量にかくような場面では、吸汗速乾性の高いインナーの上に重ね着するなど、工夫して着用するといいかもしれません。火花や高温に強いため、溶接など火を使う現場でも選ばれています。
ウール
ウールは優れた保温性・吸湿性をもち、防寒着として重宝されている素材です。
繊維が縮れているため空気を留めておく性質があり、体温で暖められた空気を逃しにくい点が防寒に効果があります。
暖かい作業着の種類
暖かい作業着の種類としては、以下の4つを覚えておきましょう。
● コート
● ジャケット
● ブルゾン
● パンツ・タイツ
どの種類が自分に合うか考えながら読み進めてください。
コート

最も暖かい防寒着はコートです。
保温性の高い素材を使用しているので、寒冷地や冷凍庫内作業に適しています。
ただし、他の暖かい作業着と比べると動きにくさがあるため、精密な作業や身体をよく動かす作業の場合には不向きです。
ジャケット

動きやすさと保温性の高さを考慮すると、作業着としてはジャケットが最も有能です。
作業着としてのジャケットは伸縮性のある素材も採用している場合が多く、暖かいだけでなく動きの妨げになることも少ない利点があります。
ブルゾン

カジュアル感覚で防寒対策をしたいならブルゾンを検討するとよいかもしれません。
ブルゾンはスタイリッシュなデザインが多く、保温性・機能性のバランスが整っています。
身体を動かす作業現場なら秋冬の季節にブルゾンを取り入れてみてはいかがでしょうか。中綿が薄めの軽防寒ブルゾンなら、
>>【関連記事】軽防寒着とは?失敗しない選び方と種類別の特徴を徹底解説
屋外の軽作業でも動きやすさを損ないません。パンツ・タイツ


暖かい作業着と聞くと上半身のみ考えがちですが、パンツ・タイツの防寒もおすすめです。
防寒パンツ・裏起毛タイツを活用すれば、効率よく身体を暖められます。
上半身の動きが制限されたくない方は、パンツ・タイツを検討してみましょう。
現場環境・着用シーン別の選び方
素材と種類が分かっても、現場環境によって優先すべきポイントは変わります。以下の3つの軸で考えると選びやすくなります。
屋外作業:防水性・防風性を優先
雨や風にさらされる屋外作業では、保温性だけでなく防水性・防風性のある素材を選びましょう。ナイロン製のウィンドブレーカーやコートタイプが向いています。
寒冷地・冷凍庫などの極寒現場:保温性を最優先
冷凍庫内や寒冷地での作業は、
>>【関連記事】冷凍倉庫の服装はどう選ぶ?防寒着・インナー・小物まで徹底解説
動きにくさよりも保温性を優先してコートタイプを選ぶのが基本です。重ね着を前提にワンサイズ大きめを選ぶと、インナーを着込んでも動きやすくなります。身体を動かす現場:動きやすさを優先
精密作業や身体をよく動かす現場では、伸縮性のあるジャケットや軽めのブルゾンがおすすめです。保温性を多少抑えてでも、作業効率を落とさないことを優先しましょう。
暖かい作業着に関するよくある質問
Q. 暖かい作業着は重ね着したほうがいい?
A. 1枚で保温性を求めすぎると動きにくくなるため、吸汗速乾性のあるインナーに中間着・アウターを重ねるレイヤリングがおすすめです。汗をかいても乾きやすく、脱ぎ着で温度調整もしやすくなります。
Q. レディース用の暖かい作業着はある?
A. 体型に合わせたレディース向けのコート・ジャケットも展開されています。男女兼用モデルよりも動きやすく、保温性と着心地のバランスが取りやすいのが特徴です。
現場に最適な暖かい作業着を選ぼう
作業現場やそのときの天気によって最適な作業着は異なります。
寒冷地での作業がわかっている場合には、コートやジャケットのような保温性の高い暖かい作業着を持っておくと安心でしょう。
動きやすさという点では、ブルゾンやパンツ・タイツがおすすめです。
素材・種類・着用シーンの3つの視点から、ぜひ現場に最適な暖かい作業着を選ぶようにしてください。
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