1、なぜ墜落制止用器具を買い替える必要があるのか
墜落制止用器具(安全帯)とは、高い場所で作業を行う場合において作業者の墜落や転落などの労働災害を防止するための安全保護具です。
「安全帯の規格」が改正となり2019年2月1日より「墜落制止用器具の規格」が施行されました。施行に伴い高所作業ではフルハーネス型墜落制止用器具の使用が義務化されました。
以下のことについて詳しく説明します。
法令が変わって買い換えないといけない
完全移行2022年1月2日より旧規格品に関しては使用不可となる為、新規格品への買い替えが必要となります。 ①いつから ②補助金 ③安全衛生教育新規格品と旧規格品の違い、見分け方
現在は旧規格の安全帯の製造はされていませんが、新規格品に紛れて販売されているのが現状です。 せっかく購入した墜落制止用器具が旧規格品で使えなかったということが無いようにしなければいけません。パッと見ただけで新旧のどちらかを判断するのは難しいので、ここでは見分けるポイントをご紹介します。2、ココを押さえたら選べる
フルハーネス型墜落制止用器具を購入しようと思ってお店や販売サイトを見てみると、たくさんの種類があってどれを選べばいいのかわからなくなってしまいませんか。
金額やデザインだけで選ぶと作業に適していない場合があるので注意が必要です。
以下に詳しく説明しますので、これを参考にお選びになるのはいかがでしょうか?
選び方のコツ
墜落制止用器具は細かく分けるとたくさんの種類がありますが、作業に合う「ランヤード」と自分の体に合う「サイズ」を選べば失敗することはありません。 即納品も多数紹介!!業種別おススメ装備
業種別にどのような装備があるのかを紹介します。3、そもそも墜落制止用器具とは
墜落制止用器具とは何なのかと聞かれて答えることができるでしょうか。
墜落制止用器具を簡単に説明すると「高所作業を行う場合に使用する命綱付きのベルト」のことで、フルハーネスや胴ベルトとランヤードで構成されたものを指します。
この説明だけでピンとくる人もいらっしゃれば、「う~ん」という人もいらっしゃることでしょう。
以下のことについて詳しく説明します。
いつどんな作業で使うの
どんな作業で墜落制止用器具を使わないといけないのかを知っておきましょう。墜落制止用器具の種類及び構造
法令の改正に伴って墜落制止用器具として認められるものはフルハーネス型と胴ベルト型の2つだけになりました。 以前まで安全帯として認められていたU字吊り安全帯(柱上安全帯)や傾斜面用安全帯は墜落制止用器具から除外され、単体での使用は認められなくなりました。オプション
新しくワークポジショニング用器具と設定された柱上安全帯・傾斜面用安全帯、その他オプション品について詳しく解説していきます。4、墜落制止用器具の正しい着用方法と使用時の注意事項
墜落制止用器具はただ着用してさえいれば良いものではありません。
正しい着用方法と注意事項を守らなければ万が一墜落してしまったときに効果を発揮せず重大災害になりかねません。
では、正しい着用方法とはどういうものなのでしょうか?
以下とおりに整理して詳しく説明していきます!
正しい着用方法
墜落制止用器具(安全帯)には ・フルハーネス ・胴ベルト の2種類があります。それぞれの正しい着用方法を写真付きで説明します。バックル・ベルト装着について
墜落制止用器具を正しく着用したからといって安心してはいけません! バックルの通し方が雑であったり、ベルトの着用が不適切であれば、まったく意味がありません。 バックルの通し方、フルハーネス型への腰ベルトの装着方法についても解説します。使用時の注意事項
「墜落制止用器具も正しく着用した、バックル・ベルトについても大丈夫!」となったら、 ・D環の位置(墜落して宙吊りになったときの身体バランスに重要な役割を果たします) ・フックの掛け方注意事項(現場の作業のときにフックを掛けてもいい場所、してはダメな掛け方) をおさえましょう。 繰り返しになりますが、墜落制止用器具はただ着用するだけでは意味がありません。ここで解説した使用時の注意事項を守ることで初めて効果が発揮されます。ぜひお読みください!5、作業に用いる設備の種類
墜落制止用器具は単独で使用しても効果を発揮することができません。必ず墜落制止用器具を構造物などに取り付けて使用します。
しかし、作業をする場所によっては墜落制止用器具を取り付ける場所が無いかもしれません。そんな時に活躍するのが親綱や安全ブロックなどの設備です。
以下のそれぞれについて詳しく説明します。