安全靴を使っている方にとってあるあるな悩みが臭いです。
安全靴を日常的に使っていると、独特の臭いがするようになり、ご自身だけでなく周囲に不快な思いをさせてしまいます。
そこで今回は、安全靴が臭い原因と対策についてご紹介します。
安全靴はなぜ臭い?3つの原因
安全靴を使っているとわかりますが、一般的な作業靴よりも臭いがしやすいです。
その理由は、主に3つの理由が考えられるので、それぞれを見ていきましょう。
通気性が悪い構造
安全靴はつま先部分に先芯(金属・樹脂)が入っており、一般的なスニーカーに比べて通気性が悪い構造になっています。
そのため、長時間の作業中にこもった熱や湿気が逃げにくく、靴の中が蒸れてしまうのです。
蒸れた状態が続くと雑菌やカビが繁殖しやすくなり、結果として安全靴が臭くなる原因になります。
中敷に汗が染み込むため
安全靴の中敷(インソール)は、足の裏に直接触れるため汗を最も吸収する部分です。
この中敷に汗や皮脂が染み込むと、雑菌のエサとなり繁殖する際に発生する成分が、いわゆる「足が臭い」と感じる不快な臭いの元になります。
特に、長期間同じインソールを使い続けていると、臭い対策をしても改善しにくくなることがあります。
安全靴ではなく靴下が臭い
意外と見落としがちなのが、靴下からの臭い移りです。
吸汗性の低い素材や厚手の靴下を履いていると、汗が渇きにくくなり雑菌が繁殖します。
靴下に雑菌があると、安全靴の中敷に移ってしまい、靴が臭くなってしまうのです。
安全靴が臭くなかったとしても、靴下が原因の可能性がある点は注意が必要です。
おすすめの安全靴の臭い対策
では、具体的にどのような臭い対策をすればいいのでしょうか。
ここでは、安全靴の臭い対策について解説します。
使い終わった後は陰干しする
安全靴の臭いの原因は、主に靴内部の蒸れによって起こる雑菌の繁殖です。
そのため、安全靴を使い終わったら中敷・靴紐を外して陰干しするのがいいでしょう。
靴内部の湿気を逃がしてあげると、雑菌が繁殖しにくくなり、臭いの元を抑えることができます。
抗菌・防臭インソールを使用する
抗菌・防臭効果のあるインソールを使用するのもおすすめです。
作業中で蒸れやすくなっていても、菌の繁殖を抑えられ、臭いがするのを抑えてくれます。
消臭スプレーを使う
手軽に取り入れられるのが安全靴専用の消臭スプレーです。
靴の内側に吹きかけるだけで、臭いの原因となる雑菌を抑制します。
アルコールタイプや銀イオン配合など種類も豊富なので、自分の使用環境に合ったタイプを選びましょう。
乾燥剤や脱臭シートを入れておく
安全靴を履かない間は、靴の中に乾燥剤や脱臭シートを入れておくのも効果的です。
乾燥剤や脱臭シートを入れておくと、湿気を吸収して菌が繁殖しにくい環境を作ってくれます。
活性炭タイプやシリカゲルタイプなど、繰り返し使える製品もあるので、お好みに合わせて選びましょう。
まとめ
今回は、安全靴が臭い原因と対策について解説しました。
安全靴は一般的な作業靴よりも通気性が悪く、湿気がこもりやすいがゆえに臭いがしやすいです。
そのため、陰干しや消臭スプレー、脱臭シートなどを用いて、臭いがこもらないように対策していきましょう。