作業中に長時間履き続ける安全靴は、汗や皮脂、湿気が原因でどうしても臭いが発生しやすくなります。
「洗っても臭いが取れない」「洗剤でも落ちない」と悩む方に注目されているのが、オキシクリーンを使った洗浄法です。
そこで今回は、安全靴をオキシクリーンで洗うと臭いは取れるのか、その方法について解説します。
オキシクリーンとは?
オキシクリーンは、酸素系漂白剤の一種で、洗浄・除菌・脱臭に優れたクリーナーです。
主成分である過炭酸ナトリウムが水と反応すると、酸素の泡が発生し、汚れや臭いの原因を浮かせて分解します。
塩素系のような刺激臭がなく、布製品や合成皮革にも比較的やさしいため、安全靴の洗浄にも利用可能です。
特に、汗や皮脂汚れ、雑菌による臭いに効果が高く、安全靴の臭い取りにオキシクリーンを使っているという方もネット上でよく見かけます。
オキシクリーンで安全靴の臭いを取る方法
では、オキシクリーンで安全靴の臭いを取るためにどうすればいいのか、という点について解説します。
合成皮革や樹脂素材の靴は、変色や劣化の恐れがあるため、目立たない部分で試してから行いましょう。
40〜60℃のお湯に靴を入れる
まず、40〜60℃程度のぬるま湯をバケツや洗面器に用意します。
この温度でオキシクリーンの洗浄力が最も高まり、臭いの原因である雑菌や皮脂汚れをしっかり浮かせることができます。
冷たい水では効果が弱まるため、やや熱めのお湯を使うのがポイントです。
オキシクリーンを適量溶かす
お湯4リットルに対し、オキシクリーンを付属スプーンのライン2程度(約15g)入れます。
しっかり混ぜて溶かし、泡立ち始めたら準備完了です。
濃すぎると素材を傷める原因になるため、目安量を守ることが大切です。
安全靴を丸ごと漬ける
中敷や靴紐を外した安全靴を丸ごと漬け置きします。
時間は2〜6時間を目安に、臭いの強さに応じて調整しましょう。
オキシクリーンの泡が臭いの元を分解し、靴内部まで浸透して頑固な臭い取りができます。
しっかりとすすぐ
漬け置き後は、泡や残留成分が残らないようにしっかりとすすぎます。
洗剤が残ると再び臭いの原因になったり、素材が劣化するおそれがあるので注意が必要です。
流水で丁寧にすすいだあと、タオルで軽く水分を拭き取りましょう。
乾燥させる
仕上げに、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。
直射日光に当てると、靴の変形や素材の劣化を招くことがあるため避けましょう。
完全に乾かすことで、雑菌の再繁殖を防ぎ、清潔な状態を長く保てます。
まとめ
今回はオキシクリーンを使えば安全靴の臭いは取れるのか、その方法について解説しました。
オキシクリーンは臭いだけでなく、原因菌も除去してくれるので、臭いとりにおすすめです。
ぜひ安全靴の臭いに悩んでいましたら、オキシクリーンを活用してみてください。