
ラバー軍手とは?滑り止めの仕組みと種類
ラバー軍手とは、手のひら側にゴムなどで滑り止め加工を施した軍手のことです。滑り止めがあることで荷物をしっかりつかめるようになり、引っ越し業者さんや倉庫・物流の現場、建設現場など「重いものを運ぶ」仕事でよく使われています。普通の軍手だと汗や油で手がすべって荷物を落としそうになりますが、ラバー軍手ならそのストレスがぐっと減ります。
ひとくちにラバー軍手といっても、滑り止めのつき方でいくつかの種類に分かれます。
- イボ軍手(ボツ軍手):手のひらにゴムの小さな粒をぽつぽつと配置したタイプ。安価で通気性も残りやすく、軽作業向き。
- ゴム引き軍手:手のひら全体に薄いゴム膜をコーティングしたタイプ。グリップ力と作業性のバランスが良い。
- ゴム張り軍手:手のひら全体に厚手のゴムを張ったタイプ。耐久性・グリップ力ともに高く、重量物の運搬向き。
荷物運びだけでなく、農作業や工場でのピッキング作業など「滑ると危ない・作業効率が落ちる」場面全般で活躍します。ダイソーなどの100円ショップやコンビニでも見かけますが、簡易的な薄手タイプが中心です。長時間の作業や重い荷物を扱うなら、作業用品専門店で厚手のゴム張りタイプを選んだほうが滑り止めがしっかり効いて長持ちします。種類ごとの選び方やどこで売っているかは、こちらの記事でさらに詳しくまとめています。
背抜き手袋とは?通気性の高いゴム手袋
背抜き手袋とは、ゴム手袋の背中(手の甲側)を切り抜き、空気が抜けるメッシュ素材などに置き換えたもののことです。手のひら側はゴムのまま残っているので、ある程度の水や汚れは防いでくれます。ただし背中側から水が入り込むため、完全防水のゴム手袋と同じレベルの防水性は期待できません。
背抜き手袋の一番のメリットは通気性です。ゴム手袋は防水性が高い分、どうしても中に熱がこもりやすく、長時間作業すると手の中が蒸れて不快になります。背抜き手袋なら背中から空気が抜けるので、夏場や長時間の現場作業でも比較的快適に使えます。手の蒸れやニオイが気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
>>【関連記事】手が臭いのはゴム手袋のせい?洗っても消えないニオイの原因と対策
もうひとつの利点が作業性です。背中がメッシュになっている分、ゴム手袋よりも伸縮性が高く、指先や手全体を大きく動かす作業でもフィット感を保ちやすいのが特徴です。細かい作業や、手を頻繁に開いたり閉じたりする作業でも扱いやすいというわけですね。
ラバー軍手と背抜き手袋の違いを比較
どちらも「手のひらにゴムがある手袋」という点は共通していますが、成り立ちと得意分野が少し違います。ラバー軍手は軍手にゴムの滑り止めをつけたもの、背抜き手袋はゴム手袋の背中を抜いたもの。手のひら全体にゴムをコーティングしたタイプに限っていえば、実はこの2つはほぼ同じものを指していることも多く、現場でもそこまで厳密に呼び分けられていません。
| 項目 | ラバー軍手 | 背抜き手袋 |
|---|---|---|
| ベースの構造 | 軍手の手のひらにゴムを追加 | ゴム手袋の背中を抜いてメッシュ化 |
| 防水性 | 種類によって差が大きい | 手のひら側はある程度防水、背中側は不可 |
| 通気性 | 薄手タイプはまずまず、ゴム張りは蒸れやすい | 高い(背中からしっかり抜ける) |
| 伸縮性・フィット感 | 普通 | 高い(細かい作業がしやすい) |
| 向いている作業 | 荷物の運搬、建設、倉庫作業 | ガーデニング、電気工事、長時間の細かい作業 |
正式な名称を覚えていなくても、お店で「軍手の手のひら全体にゴムがついてるやつをください」と言えば、たいてい店員さんには通じます。それくらい現場では緩やかに使い分けられている言葉、と考えておくと気楽です。
どっちを選べばいい?作業別のおすすめ
- 重い荷物をしっかり持ちたい・滑るのが怖い→ラバー軍手(特にゴム張りタイプ)。引っ越し、倉庫での仕分け、建設現場の資材運びに向いています。
- 長時間作業して蒸れがつらい・細かい作業が多い→背抜き手袋。ガーデニングや造園、電気工事、組み立て作業などに向いています。
- 水仕事が多く防水性を最優先したい→背中まで覆う通常のゴム手袋のほうが安心です。
迷ったら「濡れる作業か・乾いた作業か」「長時間か・短時間か」で考えると選びやすいです。乾いた重量物なら滑り止め重視のラバー軍手、蒸れが気になる長丁場の作業なら背抜き手袋、というのが基本の考え方になります。
よくある質問
ラバー軍手と滑り止め軍手は同じもの?
はい、ほぼ同じ意味で使われています。手のひらにゴムなどで滑り止め加工をした軍手をまとめて「ラバー軍手」「滑り止め軍手」と呼んでいるだけで、メーカーによって呼び方が違うだけと考えて問題ありません。
洗って繰り返し使える?
製品によって洗濯機使用の可否が異なります。ゴムのコーティングは繰り返し洗うと剥がれやすくなるため、基本は手洗いにして、タグの表示があればそちらに従うのが安心です。
どこで買える?
ホームセンターや作業用品専門店、ネット通販で購入できます。100円ショップやコンビニでも見かけますが、簡易的な薄手タイプが中心なので、重い荷物を扱う作業には厚手タイプを専門店で選ぶのがおすすめです。
まとめ
ラバー軍手と背抜き手袋は、どちらも「手のひらのゴムで滑りにくくする」という点は同じでも、防水性・通気性・伸縮性のバランスが違います。荷物の運搬にはラバー軍手、蒸れが気になる長時間作業には背抜き手袋と、作業内容に合わせて使い分けると快適さがぐっと変わります。
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