空調服®の素材で選ぶ
空調服®の素材は主に「綿素材」「ポリエステル素材」「綿とポリエステルの混紡素材」の3つに分けられ、それぞれの素材は異なる特徴を持っています。
快適に過ごすためには素材の特徴をよく理解し、自分の着用状況や好みに合った空調服®を選ぶことが大切です。
それぞれの素材の特徴を簡単に説明すると、まず綿素材は生地が丈夫で、耐久性に優れています。
火の粉にも強いので火花が散る現場でも活躍してくれますが、一方で生地に厚みがあるため重い、動きにくいと感じる人がいることも事実です。
次に、ポリエステル素材はシワになりにくいだけでなく、抜群の動きやすさが魅力です。
また、生地の特性上、多少の雨なら難なくはじく撥水性はメリットですが、吸水性や通気性が悪いというデメリットもあります。
最後に、混紡素材は綿とポリエステルの両方の利点をうまく取り入れた素材です。
吸水性に優れシワになりにくい特徴を持つ反面、火の粉には弱いのでグラインダー作業や溶接がある現場での着用には向いていません。
空調服®の形状で選ぶ
空調服®は長袖・半袖タイプのほか、ベストタイプやハーネス対応タイプ、フード付きタイプなど多種多様な形状があります。
形状の種類が多く迷ってしまう人も少なくありませんが、最も清涼感を得たい場合には長袖タイプがおすすめです。
服の中に外気を取り入れて体の熱を下げる空調服®は、着用面積が広ければ広いほど高い冷却効果が得られます。
しかし、ベストや半袖タイプは腕回りが動かしやすく作業しやすいという、長袖にはないメリットがありますし、フード付きタイプは首もとまでしっかり冷やせるという特徴があります。
好みのデザインや着用感は人それぞれなので、形状の特徴から自分の着用目的にマッチした空調作業服を選んでください。
空調服®のサイズで選ぶ
空調服®のサイズは、普段と同じサイズ、または1サイズ大きめを選びます。
そして、ファン付き空調作業服のサイズはメーカーによっても若干異なるため、S・M・Lといったサイズ表記だけに囚われてはいけません。
サイズを選ぶときに重要視すべきポイントは、空調服®に適度なゆとりがあるか、という点です。
なぜなら、服の中に外気を取り込んで風を循環させる空調服®は、体と服の間に風を通すための適度なゆとりがなければ、十分な効果を感じられないのです。
そのため、空調服®の冷却効果を最大限に発揮させたい方は、普段よりも1サイズ大きめを選ぶのが無難です。
しかし、大きめサイズは風を送った際の膨らみが大きくなるため、着用時のシルエットを気にされる方は、普段通りのジャストサイズを選ぶようにしましょう。
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