「夏が過ぎれば安心」と思っていませんか?
実は9月も熱中症のリスクが高い時期で、残暑が厳しい日は気温30℃を超えることもあります。
そのため、屋外・屋内作業時には、熱中症にならないよう注意しなくてはいけません。
そこで今回は、9月特有の気候に合わせた熱中症対策を5つ厳選してご紹介します。
9月もまだまだ熱中症に注意!
7〜8月が暑さのピークとはいえ、9月も日中は30℃を超える日もあり、油断をしていると熱中症になりやすいです。
事実、総務省の統計によると令和6年9月の熱中症患者は11,503人にもなったとされています。
上記の数字からも、9月だとしても積極的な熱中症対策を実施し、安全に過ごす必要があることがわかるはずです。
引用元|総務省消防庁 令和6年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況
9月にすべきおすすめの熱中症対策5選
では早速、9月にすべきおすすめの熱中症対策を厳選して5つご紹介します。
こまめな水分・塩分補給を行う
身体は体温調節のために汗をかき、体内の水分と電解質(ナトリウムなど)が不足してしまいます。
水分と電解質が不足したままでいると熱中症リスクを高めてしまうため、こまめに補給するのが適切な対策です。
単純な水だけでなく、経口補水液やスポーツドリンクを適度に摂取しましょう。
塩飴やタブレットなど、手軽に塩分補給できるグッズの併用もおすすめです。
エアコンや扇風機で快適な室温を保つ
屋内で過ごしていたとしても、室温が高いと熱中症には罹ってしまうので、エアコンや扇風機を活用しましょう。
室温28℃、湿度50~60%を目安に、エアコンと扇風機を併用して効率的に室内を冷やすのがおすすめです。
「冷房は夏だけ」と思い込みはせず、暑いと感じる場合には涼しくなるような環境を作ってください。
通気性の高い服装をする
衣類選びも熱中症予防の重要ポイントです。
9月は日差しが強い日も多いため、吸湿速乾性・通気性に優れた服を選ぶほうが熱中症リスクを下げることができるでしょう。
例えば、熱中症対策として以下のような作業着が用いられるケースが多いです。
外での作業やスポーツ時などには、上記のような機能性ウェアを活用しましょう。
熱中症対策グッズを活用する
熱中症対策グッズを携帯しておけば、外出時や屋外での作業時でも体温上昇を抑えられるので安心感があります。
- ネッククーラー:首を冷やすことで効率的に体温を下げられる。冷却ジェルタイプや電動タイプが人気
- ハンディファン:コンパクトで持ち運びやすい扇風機。USB充電式のものが多い
作業時だけでなく、通勤・通学や屋外イベントでも重宝されるグッズなので、ぜひ活用してみてください。
体調不良を感じたらすぐに休む
熱中症は、ご自身の体調を把握して少し異変を感じるなら無理をせず休むのが一番です。
「ちょっと疲れただけ」と無理をすると、症状が一気に悪化するのが熱中症の恐ろしいところです。
めまい、吐き気、頭痛、筋肉の痙攣を感じたら、無理をせず涼しい場所で身体を冷やしながら休むようにしましょう。
まとめ
今回は9月におすすめの熱中症対策について解説しました。
9月だからといっても熱中症リスクは決して低くありません。
だからこそ、油断せずに適度な水分・塩分補給や服装、冷却アイテムの活用などで体温をあげすぎないように注意しましょう。
残暑を乗り切り、快適で安全な毎日を送れるようにしてください。