介護施設における熱中症対策!利用者だけでなくスタッフも注意を
一般的に、屋内は熱中症になりにくいと考えられていますが、介護施設では利用者・スタッフともに注意しなくてはいけません。
そこで今回は、介護施設における熱中症対策について、利用者・スタッフ双方の視点からできることを解説します。
介護施設が熱中症になりやすい理由
介護施設は利用者・スタッフともに熱中症になりやすいです。
まず利用者である高齢者は、体温調節機能や発汗機能が低下しています。
また喉の渇きを自覚しづらく、知らずのうちに体温が上昇して熱中症が悪化するケースも珍しくありません。
介護施設のスタッフは、利用者への対応や業務で身体を動かすことが多く、汗をかいたり水分補給を怠ったりと、熱中症リスクの高い環境です。
そのため、利用者だけではなくスタッフの体調管理も十分に管理しなくてはいけません。
これだけはすべき介護施設における5つの熱中症対策
では、介護施設ではどのような熱中症対策が適しているのでしょうか。
ここでは、取り入れやすい5つの熱中症対策についてご紹介します。
室温の管理を徹底
介護施設の熱中症対策では、室温の管理を徹底することが重要です。
利用者は、たとえ身体にとって負担になる室温だったとしても自覚しにくいからこそ、温度管理は厳重に行うべきでしょう。
部屋や空間によってムラができるので、複数箇所に温度計を設置し、28℃に保てるよう意識してください。
利用者・スタッフへ水分補給の声かけ
体内の水分が減少すると、熱中症リスクはグンと高まります。
そのため、利用者・スタッフへ水分補給の声かけを定期的に行うのがおすすめです。
特に利用者は喉の渇きを訴えていなくても、こまめに飲ませてあげることが求められます。
スタッフのこまめな休憩
スタッフをこまめに休憩させるのも、立派な熱中症対策です。
もう少し頑張ろう、あとちょっとで終わる、といった行動によって、熱中症の症状を深刻化させてしまう可能性もあります。
スタッフ間で協力しあい、休憩をとっているか、体調に変化はないかなどをお互いに監視しているのが適切です。
冷感グッズの活用
作業に集中する時間が多くなってしまうのも、介護業務の課題点です。
どうしても休憩や水分補給がしにくい状態なら、冷感グッズを活用して体温上昇を防ぎましょう。
冷感グッズは、ネッククーラーや冷却タオル、ハンディファンなどさまざまあるので、使いやすいものを選びましょう。
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通気性の高い作業着を着用する
通気性の高い作業着を着用すると、汗が蒸発しやすく気化熱によって体温を下げやすくなります。
汗をかいたままだとストレスにもなるため、吸湿速乾性素材の作業着を選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、介護施設における熱中症対策についてご紹介しました。
介護施設では利用者だけでなくスタッフも熱中症になりやすいため、双方に適した対策を実施すべきです。
特に利用者については自覚症状が出にくいため、スタッフが徹底して管理してあげましょう。日々の小さな取り組みが、重大な事故を防ぐ大きな一歩となります。