ツーリングはバイクで風を切りつつ、景色など非日常を味わえる爽快なレジャーです。
しかし、いくら楽しいとはいえ、夏の季節は熱中症に注意しなくてはいけません。
そこで今回は、ツーリングを快適かつ安全に走るための熱中症対策のポイントについて解説します。
ツーリング中は熱中症に要注意
ツーリング中はライダーの身体が直接日差しにさらされてしまうため、走行時間が長いほど疲労や熱が蓄積しやすく、熱中症リスクが高まります。
ハンドルを両手で握って操作する以上、水分補給が疎かになりがちなのも注意すべき点です。
また、安全のために着用するウェアやヘルメットは、全身を覆うからこそ暑い季節は体温が上昇しやすくなります。
真夏のツーリングは安全性とともに涼しく走行できるかどうかの意識も必要になるでしょう。
ツーリング中にできる熱中症対策のポイント
では、ツーリング中にどのような対策を行えば、熱中症リスクを下げることができるのでしょうか。
ここでは、4つの熱中症対策をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
通気性・冷感機能を備えたウェアの着用
ツーリング中に着用するウェアは、通気性に優れたメッシュ素材や冷感機能が備わっているかをチェックしましょう。
暑い季節には、通気性の高さだけでなくUVカットも期待できるウェア・パンツが好まれています。
また、吸汗速乾素材のインナーを着用するのもおすすめです。
汗が蒸発すると気化熱によって涼しくなるので、長時間のツーリングでも熱中症予防ができます。
>>【関連記事】【2025最新】メンズ冷感インナーを徹底比較!プロが選ぶおすすめの最強夏用インナーとは?
ネッククーラーや保冷剤の活用
ネッククーラーや保冷剤を使って身体を冷やすのも、熱中症対策として効果的です。
首や脇など、太い血管が通っている部分を冷やすだけでも、体温の上昇を効率よく防げます。
ただし、肌に直接当ててしまうと凍傷になる可能性があるので、タオルやウェアを挟み、間接的に身体を冷やしてあげましょう。
通気性の高いヘルメットを選ぶ
頭部の熱がこもると、熱中症リスクが一気に高まるため、通気性の高いヘルメット選びも重要です。
ベンチレーション(通気口)付きのモデルや、エアフローを考慮して設計されたインナーパッド構造のヘルメットを選ぶのがよいでしょう。
長距離移動は必ず休憩を挟む
走行に夢中になっていると、つい休憩を忘れてしまいがちですが、長時間の連続運転は熱中症と集中力低下の原因になります。
最低でも1時間〜1時間半ごとに休憩をとるのが理想です。
休憩時には、日陰や冷房のある施設でしっかりと体を冷やし、水分と塩分を補給しましょう。
コンビニや道の駅をうまく利用して、ルートに休憩ポイントをあらかじめ組み込んでおくと安心です。
まとめ
今回は、ツーリング中の熱中症対策についてご紹介しました。
真夏のツーリングは服装だけでなく気温による熱で体温が高くなりやすく、熱中症の危険性がある点を理解してもらえたはずです。
安全に走行するのはもちろんのこと、ご自身の体調を管理および対策を行い、快適なツーリングを楽しんでください。