「ダンガリーとは?」と聞かれて、デニムとの違いまで説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。カジュアルウェアや作業着に人気のダンガリー生地は、見た目こそデニムとよく似ていますが、糸の使い方も厚みもまったく異なる素材です。
この記事では、ダンガリーとは何かという基本の定義から、デニムとの違い、色ムラや丈夫さといった特徴、色移りを防ぐお手入れの注意点まで、まとめて解説します。
ダンガリーとは?
ダンガリーとは、タテ糸に白糸・ヨコ糸に色糸を使って織った綾織り(または平織り)の綿生地です。染めていない白糸と、藍やインディゴで先染めした色糸を組み合わせるため、生地の表面に独特の色ムラが生まれます。
語源には諸説ありますが、インド・ムンバイ近郊の地名に由来する丈夫な木綿布が起源という説が有力です。もともとは船員や労働者向けの作業着として使われ始め、そこから世界中のワークウェアやカジュアルウェアに広がりました。
ダンガリーとデニムの違い
ダンガリーとデニムは、どちらもタテ糸・ヨコ糸の一方に色糸を使う綾織り生地ですが、糸の使い方が正反対です。
- ダンガリー:タテ糸=白糸/ヨコ糸=色糸
- デニム:タテ糸=色糸/ヨコ糸=白糸
この違いにより、デニムは生地の表面に色が濃く出て厚みのある丈夫な織りになるのに対し、ダンガリーは白糸が透けて見えるぶん薄手で軽く、色合いも少しやわらかく見えます。パンツなど負荷のかかるアイテムにはデニム、シャツやワンピースなど軽やかに着たいアイテムにはダンガリーが向いていると覚えておくとわかりやすいでしょう。
ダンガリー生地の特徴
奥行きのある色ムラ
白糸と色糸を組み合わせて織るため、生地全体にムラのある独特の風合いが出ます。少しざらっとした触り心地とブルー系を基調とした色合いが、涼し気な印象を与えてくれます。
薄手で軽い
デニムに比べると薄手で軽く、体にまとわりつきにくいのも特徴です。春先から初夏にかけての羽織りものや、風通しを重視したいシャツ・作業着の素材によく使われます。
丈夫でお手入れが簡単
薄手ながらも綾織り・平織りならではの強度があり、ひっかきやこすれに強いのがダンガリーの持ち味です。汚れてもすぐに水洗いできる扱いやすさもあり、実用性とおしゃれさを両立できる素材として、作業着にもよく採用されています。
経年変化を楽しめる
着るほどに色や風合いが少しずつ変化していくのも、ダンガリーならではの魅力です。年単位で大切に着続けている人も多く、物を長く使うという考え方にもマッチした素材といえます。
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ダンガリー生地の取り扱い・注意点
ダンガリーには扱ううえで気をつけたい点もあります。デメリットも知ったうえで、上手に付き合いましょう。
水や汗で色移りしやすい
先染めの色糸を使っているため、濡れた状態で白い服や淡い色の服と重ねると色移りすることがあります。汗をかいたときは早めに乾かし、洗濯の際は白物と分けて洗うのが安心です。
お手入れの基本
- できるだけ単独で洗う
- 洗濯機は弱水流に設定する
- 脱水は軽めにする
- 陰干しする
こうしたひと手間で、色落ちやダメージを抑えながら風合いを長持ちさせられます。とはいえ、多少の色や質感の変化も個性のひとつ。神経質になりすぎず、経年の味わいとして楽しむのもダンガリーの醍醐味です。
ダンガリーが向いているアイテム
ダンガリーは薄手で軽く扱いやすいため、幅広いアイテムに向いています。
- シャツ・ブラウス
- ワンピース・エプロン
- トートバッグなどの小物
- 作業着のジャケットやキャップ
特に作業着では、涼しさと丈夫さを両立したい春夏シーズンの現場ウェアとして選ばれることが多い素材です。
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まとめ
ダンガリーとは、タテ糸に白糸・ヨコ糸に色糸を使った綾織りの綿生地で、デニムとは糸の使い方が正反対の関係にあります。色ムラのある独特の風合い、薄手で軽い着心地、丈夫でお手入れしやすい点が主な特徴です。一方で色移りしやすいというデメリットもあるため、白物と分けて洗うなどのひと手間を忘れないようにしましょう。
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