作業現場によっては安全靴の着用を義務付けられているかもしれません。
しかし、人によっては安全靴とは何かピンときていないことも。
そこで今回は、安全靴とはなにか、種類や選び方についてわかりやすく解説します。
本記事を参考にして、適切な安全靴を選べるようになりましょう。
安全靴とは?基本的な定義
安全靴とは、労働安全衛生規則に基づいて規格化された、作業中の足を守るための靴を指します。
一般的な作業靴と異なり、つま先部分に鋼製や樹脂製の先芯を備え、落下物や衝撃から足を保護する機能を持つのが特徴です。
安全靴の主な種類
安全靴には、主に「短靴・半長靴・中編上靴・長編上靴」の4種類があり、それぞれで適した作業があります。
- 短靴:足首までの丈で軽量。動きやすく、工場内や軽作業に適している
- 半長靴:ふくらはぎの下までカバーするタイプ。足首の保護が必要な作業に最適
- 中編上靴:半長靴より丈が長く、安定感と保護性能に優れています。建設業や重量物を扱う作業で使用されます
- 長編上靴:ひざ下まで覆う長さで、水や粉じん、火花などから足全体を保護する。溶接作業や特殊な現場で用いられることが多い
作業現場によってどのような安全靴を使用するかが変わってくるので、安全靴といわれた場合にはどのような種類が必要なのか把握しておきましょう。
安全靴の選び方
ここでは、安全靴の選び方について解説します。
作業内容にあった規格を選ぶ
安全靴にはJIS規格があり、「普通作業用」「重作業用」「軽作業用」など用途に応じた区分があります。たとえば重量物を扱う現場では耐衝撃性に優れた規格を、電気関連の現場では絶縁性を備えたタイプを選ぶことが重要です。
サイズとフィット感を考慮する
どれほど安全性が高くても、サイズが合わない安全靴では疲労や転倒の原因になります。
つま先に適度な余裕を持ちつつ、かかとが浮かないフィット感を重視しましょう。
機能性をチェックする
最近の安全靴には、通気性を高めたメッシュ素材や、防水加工、滑りにくいソールなど、快適性や安全性を強化した機能が多く備わっています。
作業環境に合わせて機能性も確認することが大切です。
まとめ
今回は、安全靴について、種類や選び方を解説しました。
安全靴とは、労働安全衛生規則に基づいて規格化された、作業中の足を守るための目的で着用するものだと理解してもらえたはずです。
快適かつ安全に作業を行えるよう、ぜひ適切な安全靴を使用してください。