ヘルメットには必ずあごひもが付いていますが、中にはどのような役割があるのか知りたい方もいるでしょう。
そこで今回は、ヘルメットのあごひもの役割、および正しい締め方についてご紹介します。
ぜひ本記事を参考に、ヘルメットのあごひもの重要性を見直してみてください。
ヘルメットのあごひもが持つ役割とは?
ヘルメットのあごひもには、主に「ヘルメットの固定」と「ヘルメットの脱落を抑える」という2つの役割があります。
ヘルメットの固定
あごひもでヘルメットを固定することで、作業時の動作でズレにくくなる役割があります。
作業時にヘルメットがズレてしまうとストレスを感じるだけでなく、視界不良になる可能性があり危険です。
作業の妨げにならないためにも、あごひもでヘルメットを固定しておきましょう。
ヘルメットの脱落を抑える
ヘルメットの脱落を抑える点でもあごひもは重要です。
頭部保護の目的でヘルメットを着用するため、落下物や飛来物、あるいは墜落する危険性のある業務であることが大半でしょう。
そのため、ヘルメットが脱落してしまうと安全性が低下してしまうので、あごひもで調整する必要があります。
上記のように、ヘルメットのあごひもは装着者の身を守る上でも大切です。
ヘルメットのあごひもの正しい締め方
ヘルメットは、あごとあごひもの間に指1〜2本分のスキマがあるのが正しい締め方です。
個人差はありますが、指が4本以上入ってしまう場合はゆるい可能性があります。
しっかり装着感はあるものの、多少の余裕がある着用を目指しましょう。
締め過ぎは作業効率が低下するので注意
ヘルメットがズレないことを意識するあまり、あごひもを締めすぎてしまうのはおすすめできません。
あごひもの締め過ぎは血行不良の原因だけでなく、窮屈感によるストレスで作業効率が低下する可能性があります。
ヘルメットがズレにくく、脱落しない締め方が適切なので、締めすぎないよう注意しましょう。
あごひもの交換は2年が目安
ヘルメットのあごひもは、おおよそ2年ほどが交換の目安です。
ほつれや破れ、バックル部分の破損や変形がある場合も、安全性を維持できない点から交換をしたほうがいいでしょう。
また、交換の際はお使いのヘルメットによって形状が異なるメーカーもございますので、購入する商品を間違えないように注意しましょう。
あごひもは正しく締めてヘルメットを着用しよう
今回は、ヘルメットのあごひもの役割について、正しい締め方とともに解説しました。
作業効率や安全性を保つ上であごひもは重要であり、指2〜3本分のスキマがある装着方法が適切であることがわかってもらえたはずです。
ぜひ、あごひもの重要性を理解し、正しい装着方法で業務にあたってくださいね。