溶接現場の作業着

空調服の難燃性とは?火を扱う現場向けの選び方と注意点

「火花が飛ぶ現場でも空調服®は使えるの?」——溶接や鋳造、鉄工など火を扱う仕事に就く方から、こんな質問をよくいただきます。答えは、素材選びさえ間違えなければ十分に使えます。ポイントは「難燃性」の高い空調服®を選ぶこと。この記事では、難燃性と防炎・耐熱の違いから、火を扱う現場向けの空調服®の選び方、着用時に気をつけたい注意点まで解説します。

空調服®の「難燃性」「防炎」「耐熱」の違い

空調服®を選ぶときによく目にする「難燃性」「防炎」「耐熱」。似ている言葉ですが、意味は少しずつ違います。

  • 難燃性:燃えにくく、火が触れても燃え広がりにくい性質のこと。難燃ビニロンなど、炎から離すと自然に消える(自己消火性のある)繊維を指すことが多い言葉です。
  • 防炎:着火しても炎が燃え広がるのを防ぐ加工・性能のこと。カーテンなど消防法の防炎規制対象品でよく使われる表記ですが、作業服にも「防炎」と表記された商品があります。
  • 耐熱:高い温度にさらされても溶けたり縮んだりしにくい性質のこと。火花そのものというより「熱」への強さを表します。

火花が飛ぶ現場向けの空調服®を選ぶときは、この3つを兼ね備えた素材かどうかがチェックポイントです。次の章から、具体的な注意点とおすすめの素材を見ていきましょう。

火を扱う現場での空調服®の注意点

火花が飛ぶ現場では、空調服®のファンに火花が入り込むことがあり、思わぬヤケドや事故につながる可能性はゼロではありません。火気を伴う現場で空調服®を着用する際は、しっかりと耐熱対策を行い、万が一に備えることが大切です。

まず大前提として、火を扱う現場では必ず複数人で作業を行いましょう。こうすることで、万が一、火にまつわる事故が起きても早期発見につながり、被害を最小限に抑えられます。

そして、空調服®の中に着るインナーやコンプレッションウェア選びも重要です。ファンを通じて空調服®内に火花が入り込んだ場合に備え、インナーは必ず燃えにくい素材の商品を選んでください。燃えにくいか燃えやすいかを見分ける一つの目安は「天然素材か化学繊維か」。天然素材は火に強く、化学繊維は火に弱いという特徴があるため、インナーはナイロンやポリエステルではなく、綿などの天然素材を選びましょう。

また、もし空調服®に火が移ってしまったときは、すぐに服を脱いで消火します。このとき、バッテリーを火に近づけると発熱や発火、破裂の危険があるため、バッテリーを火気から遠ざけることも忘れないようにしてください。バッテリーの正しい選び方は下記の記事も参考にしてください。

>>【関連記事】【2026最新】空調服バッテリーを徹底比較!人気12メーカーの性能・選び方

難燃性の高い空調服®の選び方

火が出る現場で空調服®に求められる特徴は「長袖であること」と「耐熱素材が使われていること」の2点です。

まず、火を扱う現場では火の粉から肌を守るため、半袖ではなく長袖を選びましょう。

あわせて素材にも注意が必要です。火の粉が当たると穴が開きやすいポリエステルや混紡素材ではなく、耐熱効果の高い「綿100%」または「難燃性素材プロテクサ」のどちらかを選ぶのがおすすめです。

綿100%は耐熱性・耐久性に優れた素材です。肌触りが良く吸水性にも優れているため、汗をかいても服が体に張り付きにくいのもメリット。綿100%の空調服®は商品によって薄手・厚手と生地の厚さが分かれており、火花の量が多い現場では耐熱効果の高い厚手タイプを選ぶのが賢明です。

もう一方の難燃性素材プロテクサは、消火性に優れた難燃ビニロンと綿を混紡した素材です。綿100%よりも耐熱性に優れているといわれており、万が一火に触れても炭化し、燃え広がるのを防ぎます。汚れにも強くデイリー使いしやすいため、その扱いやすさも人気の理由です。

火花が飛び散る現場で着る空調服®を選ぶ際は、こうした素材をしっかりチェックし、耐熱効果の有無を確認してから購入してください。耐熱素材の空調服®とあわせて、ファン部分に金属製のフィルターを取り付ければ、ファンから火花が入るのをさらに防げて安全性が高まります。空調服®の素材選び全般については、下記の記事でも比較しています。

>>【関連記事】空調服®の素材おすすめ比較|綿・ポリ・チタン/アルミの違い

難燃性・耐火性の空調服®が向いている現場

「空調服® 耐火」と検索する方の多くが気になっているのは、火花や熱源が近い作業でも安全に使えるかどうかだと思います。難燃性・耐熱性の高い空調服®は、次のような現場で選ばれています。

  • 溶接・溶断作業(火花・スパッタが飛ぶ現場)
  • 鋳造・鉄工など高温の金属を扱う現場
  • 電気工事・配線作業(アーク放電のリスクがある現場)
  • ボイラー・炉まわりの点検・整備作業

ただし、難燃性・耐熱性が高い空調服®でも、火の中に飛び込んでよいわけではありません。あくまで「火花が飛んでもすぐに燃え広がりにくい」ためのものです。前章で紹介した注意点を守り、複数人での作業やインナー選びとあわせて安全性を高めましょう。

まとめ

火を扱う現場で空調服®を着用するなら、綿100%や難燃性素材プロテクサなど、難燃性・耐熱性の高い長袖モデルを選ぶのが安全への近道です。あわせて金属フィルターの併用やインナー選び、複数人での作業を徹底すれば、暑い現場でも安心して快適に作業できます。まもる君では、難燃・防炎素材の空調服®や作業服を豊富に取り揃えています。現場に合った1着を、ぜひ探してみてください。

>>【関連記事】【2026最新】空調服バッテリーを徹底比較!人気12メーカーの性能・選び方

>>【関連記事】火に強い素材とは?火を使う現場におすすめの燃えにくい作業着4選!

>>【関連記事】空調服®は本当に涼しいのか?涼しくない6つの原因と正しい対処法

空調服®(ファン付き空調作業服)の通販なら【作業着専門店 まもる君】

難燃性作業服の通販なら【溶接用作業着専門店 まもる君】

綿100%作業服の通販なら【作業着専門店 まもる君】

溶接現場の作業着
最新情報をチェックしよう!
>作業用品専門店 まもる君

作業用品専門店 まもる君

作業服・作業着などの作業用品の通販なら日本最大級の品揃えのまもる君(まもるくん)。ワークウェア、作業ヘルメット、工事ヘルメット、安全靴(セーフティーシューズ)、地下足袋、作業手袋、安全帯(命綱)、防災用品までプロも納得商品を業界最安水準でご提供。

CTR IMG