塗装や建築作業をする方にとって、墜落時保護用ヘルメットの着用は安全上で必須です。
最近では軽量の墜落時保護用ヘルメットを見かけるようになりましたが、安全性を考慮すると不安な方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、墜落時保護用ヘルメットは軽量でも安全性に問題がないのかという点について解説します。
墜落時保護用ヘルメットとは?
墜落時保護用ヘルメットとは、高所作業時の墜落や転倒といった際に頭部を守る目的で着用するヘルメットです。
基本的な墜落時保護用ヘルメットには、上部に衝撃吸収ライナーが内蔵されており、クッションのような役割を果たします。
墜落時保護という名目はあるものの、ビルや電柱などの高所すぎる場所での墜落までは防止できない点には注意してください。
墜落時保護用ヘルメットは軽量でも安全性に問題ないの?
墜落時保護に分類されるヘルメットは、厚生労働省が定めている保護帽規格の「墜落時保護用」に合格している必要があります。
上記の規格に合格しているなら、軽量タイプのヘルメットであっても、安全性に問題はありません。
軽量の墜落時保護用ヘルメットを利用するメリット
軽量の墜落時保護用ヘルメットを利用する場合、以下のようなメリットが得られます。
・首や肩の負担軽減
・持ち運びしやすい
・通気性の高い製品が多い
では、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
首や肩の負担軽減
軽量だからこそ首や肩への負担も軽減し、長時間の作業がしやすくなります。
頭部に重量があると、バランスを保つために無意識に力を入れてしまうため、気付かぬうちに体力を消耗しがちです。
ヘルメットが軽量であるほど本来の頭部の重さに近づくので、作業時の負担を考慮するとメリットといえるでしょう。
持ち運びしやすい
ヘルメットが軽量だと持ち運びがしやすい点もメリットです。
出勤や退勤、移動中など、ヘルメットを持ち運ぶシーンは多いので、なるべく軽いほうがストレスにならないでしょう。
通気性の高い製品が多い
軽量タイプの墜落時保護用ヘルメットは、通気性の高い製品が多いです。
作業時はヘルメット内に熱がこもりやすく、体力消耗や熱中症のリスクを高めてしまいます。
通気性の高いヘルメットだと熱を逃がしてくれるので、作業効率向上に期待ができます。
軽量の墜落時保護用ヘルメットで作業効率を高めよう
今回は、軽量の墜落時保護用ヘルメットの安全性について解説しました。
軽量だとしても、厚生労働省が定めている保護帽規格の「墜落時保護用」に合格しているのであれば、安全性に問題はない点を理解してもらえたはずです。
ぜひ、メリットに魅力を感じた方は、軽量の墜落時保護用ヘルメットを検討してみてください。