作業用ヘルメットを深くかぶると窮屈に感じてしまうため、浅くかぶってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、作業用ヘルメットは深くかぶるべきかどうか、そして正しい着用方法について解説します。
ぜひ本記事を参考に、作業用ヘルメットの正しいかぶり方を身につけておきましょう。
作業用ヘルメットは深くかぶって使用する
作業用ヘルメットは、基本的に深くかぶって使用することが推奨されています。
浅くかぶっている場合、適切な着用方法とはいえず、思わぬ事故やケガのリスクが高まってしまいます。
作業用ヘルメットのかぶり方に迷いがある方は、「深くまっすぐかぶるのが正しい方法」と覚えておきましょう。
作業用ヘルメットを深くかぶる理由とは
ヘルメットを深くかぶる理由は、主に以下の2つが挙げられます。
- 安全性を高めるため
- 労働安全衛生規則に準拠するため
安全性を高めるため
ヘルメットを深くかぶることで、作業中に脱げにくくなり、頭部をしっかりと保護できます。
逆に浅くかぶると、動きや衝撃によってずれたり脱げたりしやすくなり、ヘルメットとしての保護機能が十分に発揮されません。
万が一の事故やケガの際にも、リスクを軽減するためには、ヘルメットを正しく深くかぶることが重要です。
労働安全衛生規則に準拠するため
厚生労働省の労働安全衛生規則では、作業内容に応じて保護帽(ヘルメット)の着用が義務付けられています(第518条など)。
規則上「深くかぶること」を明示しているわけではありませんが、ヘルメットを正しく着用することが求められており、そのためには深く装着することが不可欠です。
作業用ヘルメットの正しい着用方法
ここでは、作業用ヘルメットを正しくかぶるための具体的なポイントを紹介します。
適切なサイズか確認する
まずは、ヘルメットのサイズが頭に合っているかを確認しましょう。
種類は多くありませんが、子ども用や大きめサイズなども存在します。
適切なサイズでなければ深くかぶれず、頭部全体をカバーできないため、必ず頭の形状に合ったものを選びましょう。
ヘルメットが動かないよう調整する
ヘルメットは、着用中にずれたり動いたりしないよう、しっかりと調整する必要があります。
正しい手順は、深くかぶった上であごひもをしっかり締めることです。
また、斜めにずらしてかぶる「あみだかぶり」は、安全上避けるべきです。
まっすぐ深くかぶった状態で、頭を動かしてもヘルメットがぐらつかないか確認してください。
作業用ヘルメットは正しく深くかぶろう
今回は、作業用ヘルメットを深くかぶるべきかどうか、そして正しい着用方法について解説しました。
ヘルメットは、頭部を守るための重要な保護具です。安全性を確保するためにも、正しく・深くかぶることが欠かせません。
正しい着用方法を身につけ、日々の作業を安全に行いましょう。