「防災ヘルメットはいらない」——そう感じている人は、意外と多いようです。防災頭巾や普段使いの自転車用ヘルメットがあれば十分だと思われがちだからでしょう。
しかし結論から言うと、防災ヘルメットは必要です。理由は単純で、地震や火災の現場で頭部を守る性能が、防災頭巾や自転車用ヘルメットとはまったく違うからです。
この記事では、「いらない」と言われる理由から、防災ヘルメットが実際に役立つ理由、失敗しない選び方、置き場所、そしておすすめの防災ヘルメット5選まで順番に解説します。
防災ヘルメットは本当にいらない?「代用できる」と言われるものとの違い

「防災ヘルメットはいらない」という声が出てくる背景には、昔からある防災頭巾の存在があります。頭からかぶるだけで頭部を守ってくれると信じられており、とっさのときは布団や毛布で代用する人もいます。自転車用ヘルメットで十分ではないかという意見も同様で、すでに持っているものを使い回せるなら、わざわざ専用のヘルメットを買う必要はないように思えるものです。
ただし、実際の災害現場では、防災頭巾・布団・毛布のいずれも衝撃吸収力が不十分で、火が燃え移るリスクもあります。自転車用ヘルメットも、走行中の転倒による衝撃を想定した構造で通気孔が多く、頭上からの落下物・飛来物に対する保護という点では防災用ヘルメットに及びません。「防災ヘルメットはいらない」とは言えないのが実情です。
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災害時・避難時に防災ヘルメットが役立つ理由

防災ヘルメットは、災害時・避難時に大変役立ちます。
頭部を落下物の衝撃から守る
防災ヘルメットを着用すると、頭部を落下物の衝撃から守ることができます。災害時・避難時は、いつ頭上から物が落ちてきてもおかしくありません。防災ヘルメットを着用していれば、その衝撃から頭部を守り、命をつなぐことができます。大切な命を守るためにも、防災ヘルメットは必要です。
現場で存在感をアピールできる
現場で存在感をアピールできるのも、防災ヘルメットのメリットです。がれきの中や、日差し・電気が届かない暗い場所でも、明るい色の防災ヘルメットを着用していれば、周囲から気づかれやすくなります。二次被害を防ぐためにも、防災ヘルメットは着用しておきたいところです。
精神的にも安心できる
防災ヘルメットを備えておくことは、精神的な安心にもつながります。大きな揺れが起きても、頭を守れるものが手元にあるというだけで、心の余裕は変わってくるはずです。災害時・避難時は普段と違う状況に大きなストレスを感じるものだからこそ、備えは早いうちに済ませておきましょう。
防災ヘルメットの選び方3つのポイント
防災ヘルメットを選ぶときは、次の3つを確認しておくと失敗しません。
国家検定合格品かどうかを確認する
まず見るべきは、国家検定に合格しているかどうかです。合格品には検定マークが表示されており、飛来物・落下物や墜落時の衝撃に対する保護性能が一定基準を満たしていることの証明になります。価格だけで選ばず、検定マークの有無を必ずチェックしましょう。
折りたたみ・軽量など収納のしやすさで選ぶ
防災ヘルメットは、玄関やリュックなど決まった場所に備えておくものです。コンパクトに収納できる折りたたみタイプか、着用時の負担が少ない軽量タイプかを、置き場所や使う人に合わせて選びましょう。詳しくは、このあとおすすめモデルとあわせて紹介します。
あご紐でしっかり固定できるかを確認する
どれだけ性能が高くても、避難中に脱げてしまっては意味がありません。あご紐の長さを調整でき、動いてもずれずに固定できるかどうかも、購入前に確認しておきたいポイントです。
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地震・災害時の備えにおすすめの防災ヘルメット5選
ここでは、地震・災害時の備えにおすすめの防災ヘルメットを、「折りたたみタイプ」と「軽量タイプ」で合計5種類を厳選してご紹介します。
コンパクトな折りたたみタイプの防災ヘルメット
まずは、収納・保管・持ち運びに便利で人気の、コンパクトな折りたたみタイプの防災ヘルメットを3種類ご紹介しましょう。
DICヘルメット 防災用折りたたみヘルメット IZANO2 イザノ AA21型HA7-K21式
9色のカラーバリエーションから選べる「DICヘルメット 防災用折りたたみヘルメット IZANO2 イザノ AA21型HA7-K21式」は、高性能・高機能な防災ヘルメットです。簡単に組み立て可能で、47~62cmまでの頭囲サイズに対応しているため、子どもから大人まで幅広く着用できます。また、飛来物落下・墜落時保護の2つの規格を満たしており、安全性が高い点でも人気です。
トーヨーセフティ(TOYO) 防災用折りたたみヘルメット BLOOM3 MOVO No.105
「トーヨーセフティ (TOYO) 防災用折りたたみヘルメット BLOOM3 MOVO No.105」は、従来の工業用・作業用ヘルメットの外観をキープした、折りたたみタイプの防災ヘルメットです。飛来落下物・墜落時保護の2つの規格を満たし、防災用・工業用・作業用に幅広く着用できます。さらに、本体とスチロールライナーに帯電防止処理を行っているため、ホコリや静電気に悩まずに済みます。
加賀産業(KAGA) 防災用折りたたみヘルメット オサメット KGO-1
折りたたみタイプの防災へルメットといえば、「加賀産業(KAGA) 防災用折りたたみヘルメット オサメット KGO-1」も忘れてはいけません。組み立てや折りたたみが簡単で、折りたたむとわずか45mmになるため、非常用リュックやランドセルにも無理なく入ります。こちらは、視認性が高いホワイト・オレンジ・ブルーの3色から、お好みで選んでいただけます。
軽量タイプの防災ヘルメット
次に、着用中の負担を軽減できる、軽量タイプの防災ヘルメットを2種類ご紹介します。
谷沢製作所(タニザワ)防災用軽量ヘルメット
「谷沢製作所(タニザワ)防災用軽量ヘルメット」は、総重量340gの軽量タイプの大変軽い防災ヘルメットです。この軽さと高性能さでは信じられないくらいの安価で手に入れることができるため、職場の備蓄用のまとめ買いにも重宝します。もちろん、飛来落下物の規格を満たしているため、安全性は保証されています。雨垂れ防止の溝付き構造で、ちょっとした雨が降っても顔が濡れずに済むのも人気の理由です。
DICヘルメット 防災用軽量ヘルメット AA16型HA2E-K16式 涼神
「DICヘルメット 防災用軽量ヘルメット AA16型HA2E-K16式 涼神」は、総重量340gの軽量タイプの防災ヘルメットです。フィット感と清涼感に優れており、通気孔なしでも大変快適に着用できます。また、防災ヘルメットでありながら、飛来落下物・墜落時保護・電気用の3つの規格を満たしており、工事用・作業用としても使い勝手が抜群です。
防災ヘルメットの置き場所は?家庭と職場での備え方
自宅では「すぐ手が届く場所」に置く
避難用ヘルメットとして自宅に備える防災ヘルメットは、いざというときにすぐ手が届く場所に置いておくことが大切です。寝室の枕元や玄関、非常用持ち出し袋の中など、家族の生活動線に合わせて決めておきましょう。折りたたみタイプであれば、クローゼットやベッド下など省スペースな場所にも収納できます。
職場・オフィスでは一人に1つが基本
企業の防災対策・BCP(事業継続計画)の観点からは、職場でも従業員一人につき1つの防災ヘルメットを備えておくのが基本です。まとめ買いであれば軽量タイプがコストを抑えやすく、備蓄品の入れ替えもしやすくなります。
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まとめ
「防災ヘルメットはいらない」とは言えないことが、お分かりいただけたのではないでしょうか。防災頭巾や自転車用ヘルメットでは補いきれない衝撃吸収力を備え、災害時・避難時に頭部を守ってくれる存在です。国家検定マークや収納のしやすさ、あご紐の調整のしやすさをチェックしながら、置き場所も含めて早めに備えておきましょう。
私ども「作業用・工事用ヘルメット専門店 まもる君」でも、折りたたみタイプ・軽量タイプなど数多くの防災ヘルメットを取り扱っています。ご家庭にも職場にも、目的や置き場所に合わせて選んでみてください。
