夏の暑さが厳しさを増す中、子どもの登下校時の熱中症対策は親として見過ごせない課題です。
特に小学生は体温調節機能が未熟で、自覚症状も乏しいため、知らないうちに熱中症のリスクにさらされていることもあります。
そこで今回は、日差しの強い登下校中でも子どもが安全に過ごせるよう、家庭でできる熱中症対策を4つ厳選してご紹介します。
特に下校時は暑さがピーク!子どもの熱中症には注意
1日の中でも、午後2〜3時は気温が最も高くなる時間帯です。
この時間帯はちょうど小学校の下校時と重なることが多く、強い日差しと高温にさらされる危険性が高まります。
特にアスファルトの照り返しは子どもの背丈に近い位置で熱を発し、体感温度をさらに押し上げます。
元気そうに見えるから安心するのではなく、見えない危険への備えが必要になるでしょう。
登下校におすすめの熱中症対策4選
では、通学・登下校中の子どもにおすすめの熱中症対策を4つご紹介します。
取り入れられるものは早速実践し、熱中症になりにくい生活をさせてあげましょう。
帽子をかぶらせる
直射日光を避けるために帽子の着用は基本中の基本です。
つばの広いタイプや通気性の高いメッシュ素材の帽子だと、直射日光を防ぎつつ熱がこもりにくくなるのでおすすめです。
最近では冷感素材を使用したスクールキャップや、UVカット機能付きの帽子も多く販売されています。
通学路の途中で脱いでしまう可能性もあるため、あご紐付きや名前をつけて忘れ物対策もしておきましょう。
タオルを持たせる
登下校時にタオルを持たせておくのも熱中症対策として効果的です。
タオルは単純に汗を拭くだけでなく、水で濡らして首に巻けば冷感アイテムとしても活用できます。
水で濡らしたタオルは気化熱によって体温が下がりやすく、特に首元を冷やすことで効率よく熱中症対策ができるでしょう。
冷感グッズを持たせる
首に巻くネッククーラーや、凍らせた保冷剤をタオルで包んで持たせるなど、体を直接冷やすグッズも効果的です。
ただし、学校によっては使用制限がある場合もあるため、必ず事前に確認をしましょう。
保冷剤を活用する場合は、溶けても水漏れしにくいジェルタイプがおすすめです。
小型で軽量のグッズなら、子どもも負担を感じにくく、習慣化しやすくなります。
日傘を持たせる
最近では子ども用の日傘も増えており、登下校での日差し対策として注目されています。
特にUVカット効果が高く、地面からの照り返しも遮断できる遮光素材のものが人気です。
ただし、学校や地域によっては日傘の持ち込みおよび使用が禁止されている場合があるので、冷感グッズ同様に検討している場合には学校に確認をしましょう。
まとめ
今回は、子どもの安全を守るためにできる、登下校中の熱中症対策を4つご紹介しました。
9月以降も暑さが続く近年、登下校時の熱中症対策は必須になりつつあるでしょう。
ぜひ、ご家庭でもできる熱中症対策を活用し、子どもが安心して毎日を過ごせるようサポートしていきましょう。