小学生の子どもを持つ親にとって、登下校中の熱中症は他人事ではありません。
特に小学生は体温調節の機能が大人ほど発達しておらず、暑さへの自覚症状も乏しいため、本人が気づかないうちに危険な状態に近づいていることがあります。
本記事では、登下校シーンに絞って今日から実践できる小学生の熱中症対策を7つ紹介します。あわせて、暑さ指数の確認方法や、症状が出たときの対処法もまとめました。
下校時間帯が暑さのピーク!小学生の熱中症には要注意

1日のうちで気温が最も高くなるのは、午後2〜3時ごろです。
この時間帯は小学校の下校時刻と重なることが多く、強い日差しと高温に直接さらされやすいタイミングでもあります。
さらにアスファルトの照り返しは子どもの背丈に近い位置で熱を発するため、大人が感じる以上の体感温度になっていることも珍しくありません。
「元気に帰ってきたから大丈夫」と安心せず、目に見えない危険への備えをしておきましょう。
小学生の登下校でできる熱中症対策7選
ここからは、通学・登下校中の子どもに今日から取り入れられる熱中症対策を7つ紹介します。
できるものから実践し、暑さに負けない登下校を目指しましょう。
帽子をかぶらせる
直射日光を避けるうえで、帽子の着用は基本中の基本です。
つばが広いタイプや通気性の高いメッシュ素材なら、日差しを防ぎつつ熱もこもりにくくなります。
最近は冷感素材のスクールキャップやUVカット機能付きの帽子も充実しています。
通学路の途中で脱いでしまうこともあるため、あご紐付きのものを選び、記名もしておくと安心です。
タオルを持たせて首元を冷やす
タオルは汗を拭くだけでなく、水で濡らして首に巻けば立派な冷感アイテムになります。
濡れタオルは気化熱で体温を下げやすく、太い血管が通る首元を冷やすことで効率よく熱中症対策ができます。
乾いたタオルと濡らして使うタオルの2枚持ちにしておくと、登校時と下校時で使い分けられて便利です。
ネッククーラーなど冷感グッズを持たせる
首に巻くネッククーラーや、凍らせた保冷剤をタオルで包んだものなど、体を直接冷やすグッズも効果的です。
ただし学校によっては持ち込みや使用に制限がある場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
保冷剤タイプを選ぶ場合は、溶けても水漏れしにくいジェルタイプがおすすめです。
小型・軽量なグッズなら子どもの負担も少なく、毎日の習慣として続けやすくなります。

日傘を持たせる
最近は子ども用の日傘も増えており、登下校の日差し対策として注目されています。
UVカット効果が高く、地面からの照り返しも遮れる遮光素材のものが人気です。
ただし日傘も学校や地域によって持ち込みが禁止されている場合があるため、冷感グッズと同様に事前確認をおすすめします。
こまめに水分補給をする
のどが渇いたと感じたときには、すでに体から水分が失われ始めています。
水筒を持たせるだけでなく、「休み時間ごとに一口飲む」など、渇きを感じる前に飲むルールを親子で決めておくと安心です。
大量に汗をかいた日や気温が高い日は、水だけでなく塩分・糖分を含んだスポーツドリンクも取り入れると、熱中症予防の効果が高まります。
>>【関連記事】熱中症に冷たい飲み物は効果的?体温を下げる正しい飲み方と常温との使い分け
通気性の良い服装・ランドセルの工夫をする
汗を吸って乾きやすい素材の服を選ぶだけでも、体にこもる熱を逃がしやすくなります。
また、ランドセルは背中に密着するため、熱がこもりやすいアイテムのひとつです。
背当てにメッシュ素材のものを選ぶ、背負う位置を少し緩めて風の通り道を作るといった工夫も、地味に効果があります。
>>【関連記事】ランドセルの暑さ対策7選|背中の蒸れ・熱中症を防ぐグッズと工夫
休憩を取り、無理に急がせない
「早く帰りなさい」と急かしたくなる気持ちはわかりますが、暑い日はあえて日陰でひと休みする時間を作ってあげましょう。
友達との寄り道が心配な場合は、「日陰で少し休んでから帰る」ことを家庭のルールとして伝えておくのもひとつの方法です。
熱中症警戒アラート・暑さ指数(WBGT)をチェックする習慣をつける
環境省と気象庁は、危険な暑さが予想される日に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
登下校前にアラートの有無や暑さ指数(WBGT)を確認する習慣をつけておくと、その日の対策の強度を判断しやすくなります。
アラートが出ている日は、集団下校や送迎への切り替えを学校に相談するなど、一段階踏み込んだ対応を検討してもよいでしょう。
>>【関連記事】熱中症対策は何度からやるべき?暑さ指数・熱中症警戒アラートも参考に!
こんな症状が出たら要注意!熱中症のサインと応急処置
めまい・立ちくらみ・大量の汗・顔のほてりは、熱中症の初期サインです。
「頭が痛い」「気持ち悪い」と子どもが訴えたときは、我慢させずにすぐ対応することが大切です。
涼しい場所に移動し、衣服を緩めて体を冷やしながら、水分・塩分を補給させましょう。
呼びかけへの反応が鈍い、自分で水分を摂れないといった様子が見られる場合は、迷わず救急車を呼んでください。
事前に学校へ確認しておきたいこと
帽子・日傘・ネッククーラーなどの熱中症対策グッズは、学校によって持ち込みのルールが異なります。
新学期が始まるタイミングや、暑さが本格化する前に、担任の先生や学校のお便りで持ち込み可否を確認しておくとスムーズです。
学年やクラスで対応が分かれる場合もあるため、我が家だけの判断で進めず、学校のルールに沿って準備を進めましょう。
まとめ
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今回は、小学生の登下校中にできる熱中症対策を7つ紹介しました。
9月以降も暑さが続く年が増えている今、登下校時の熱中症対策は「できれば」ではなく「必須」の備えになりつつあります。
ご家庭でできる対策から取り入れて、お子さんが安心して毎日を過ごせるようサポートしていきましょう。
