熱中症は夏になるイメージが強いですが、実は春先から発症リスクが高まることをご存じでしょうか。
特に屋外で作業をする人にとっては、熱中症対策を始めるタイミングを把握しておくことは、安全に業務を遂行する上で非常に重要です。
そこで本記事では、熱中症対策はいつから始めるべきなのか、適切なタイミングと準備についてご紹介します。
気温25℃を超えたら熱中症対策を行うタイミング
気象庁や環境省の指針では、気温が25℃を超えると熱中症に注意すべきとしています。
気温が25℃を超えると、湿度や直射日光、風通しの悪さなどが加わることで、体内に熱がこもりやすくなり、熱中症になりやすくなるためです。
特に現場仕事の場合、動きが多く汗もかきやすいので、一定の目安として25℃を超える日は熱中症対策はしておくべきでしょう。
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具体的には何月から熱中症対策すべき?
総務省消防庁の「熱中症による救急搬送状況」によると、例年4月下旬から熱中症による救急搬送が発生しています。
5月中旬以降から徐々に件数が増え始め、6月中旬には急激に救急搬送数が増えている状況です。
つまり、地域によっては春の終わりごろから熱中症対策を意識し始めるのが理想だといえるでしょう。
屋外作業は熱中症リスクが高いので早めの準備が適切
屋外作業では、気温だけでなく直射日光・地面からの輻射熱・作業強度など、熱中症を引き起こす複数の要因が重なります。
さらに、コンクリートやアスファルトの上では、実際の体感温度が35℃を超えることもあるほどです。
そのため、熱中症対策は暑くなってから準備するのではなく、作業内容や労働環境に合わせて導入していくのが適切といえるでしょう。
熱中症対策に役立つアイテム3選
ここでは、熱中症対策に役立つアイテムについてご紹介します。
冷感インナー
冷感インナーは、通気性と速乾性に優れており、汗を蒸発させる気化熱によって体温を下げるインナーです。
最近では抗菌・防臭・UVカットの機能がある冷感インナーも増えているため、熱中症を予防しながら作業時の不快感を減らす効果も期待できます。
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アイスベスト・冷却ベスト
熱中症が本格的になるシーズンでは、内側に保冷剤や冷却パックを内臓できるアイスベスト・冷却ベストもおすすめです。
アイスベスト・冷却ベストは背中や脇下にある太い血管を冷やせるので、効率よく体温上昇を防ぐことができます。
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通気性の高いヘルメット
ヘルメット着用が義務付けられている業務なら、通気性の高いヘルメットを選ぶのも有効な熱中症対策です。
ヘルメットは頭部が蒸れやすく熱がこもりやすいため、通気口があるものや空気の対流が起こりやすい設計の製品を選ぶのがいいでしょう。
また、遮熱素材が練りこまれた熱中症対策ヘルメットも検討しましょう。こちらも通気口があるものや、内装に発泡スチロールが使われていないヘルメットを選択することでより快適に作業することができます。
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まとめ
今回は熱中症対策はいつから始めるべきなのか、最適なタイミングと準備について解説しました。
データとしては4月頃から熱中症対策の準備をしておくべきで、その日の気温や労働環境によって適切に調整するのがおすすめです。
ぜひ熱中症に備えて万全の準備を行い、快適かつ安全に業務をこなしていきましょう。
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