熱中症対策で帽子を濡らすのは効果ある?仕組みとポイントを解説

熱中症対策で帽子を濡らすのは効果ある?仕組みとポイントを解説

夏の屋外作業やレジャーでは、熱中症に注意しなくてはなりません。
熱中症対策の中の1つに帽子を濡らしてかぶるという行為があることをご存じでしょうか。
そこで今回は、熱中症対策で帽子を濡らすのは効果があるのか、その仕組みとポイントについて解説します。

帽子を濡らすことで本当に熱中症対策になるの?

帽子を濡らすことで本当に熱中症対策になるの?
結論からいえば、正しい条件を満たせば、濡らした帽子は熱中症対策に効果的です。
帽子を濡らすことで水分が蒸発し、その際に発生する気化熱によって温度は下がります。
限度はあるものの、気化熱ができる水分が多いほど冷却効果が期待できるため、熱中症対策として使うことは十分にできるでしょう。
また、頭部は直射日光を受けやすく、体の中でも特に熱がこもりやすい部位です。
だからこそ帽子を濡らすことで「冷やす+守る」というダブルの熱中症対策が可能になります。

帽子を濡らす際に意識すべき3つのポイント

ここでは、帽子を濡らす際に意識すべきポイントをご紹介します。
これから紹介するポイントを取り入れて、より冷却効果を引き出せるようにしましょう。

吸水性と通気性に優れた素材を選ぶ

ナイロンやポリエステル素材は速乾性に優れていますが、水を多く吸収できないため冷却効果は限定的です。
一方、綿(コットン)素材は吸水性が高く、水分をしっかり保ってくれるので、気化熱による冷却効果が持続しやすいというメリットがあります。
可能であれば、メッシュ加工+綿素材のハイブリッド構造の帽子を選ぶのがいいでしょう。

適度に水分を含ませて絞りすぎない

「帽子を濡らす=水をたっぷり含ませればいい」と思いがちですが、びしょ濡れにするとその分重さと不快感が強くなります。
また、水分を絞りすぎるとすぐに乾いてしまい、気化熱の効果が持続しません。
水が滴らない程度に水分を含ませると、不快感も少なく冷却効果が期待できるのでベストです。

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風のある環境で使うと効果的

気化熱は風によって促進されるので、環境によって帽子をどれだけ濡らすかを調節するといいでしょう。
もし風がない場合でも、ファン付き空調服を用いれば首元から抜ける風で対流が作れるので冷却効果がアップします。

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帽子を濡らすだけが熱中症対策ではない

帽子を濡らすことで得られる冷却効果は一時的かつ局所的なので、過信は禁物です。
屋外で長時間活動する場合は、こまめな水分・塩分補給、定期的な休憩、冷感インナーや冷却ベストの着用なども併せて行うことで、より安全な熱中症対策が可能になります。
また、湿度が高い日は水分の蒸発が遅れるため、気化熱が思ったほど発生しないこともあるでしょう。
環境に応じた柔軟な対策を心がけてください。

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まとめ

今回は、帽子を濡らすことが熱中症対策になる仕組みと効果を高めるポイントについて解説しました。
帽子を濡らすと気化熱による冷却効果を活用できるので、熱中症になりにくくなるでしょう。
ただし、あくまで補助的な対策法となるため、他の手法と併用することを前提とすべきです。
ぜひ熱中症対策として濡らした帽子を取り入れ、安全に過ごせるようにしてください。

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