夏祭りや花火大会などのイベントには、浴衣で外出するのが日本の夏の醍醐味です。
しかし、浴衣は着付けによって通気性が制限されることもあり、炎天下で長時間歩くと熱中症のリスクが高まります。
そこで今回は浴衣でお出かけする際にできる熱中症対策を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
浴衣でも快適に過ごせる5つの熱中症対策
では早速、浴衣でお出かけする際にできる熱中症対策をご紹介します。
浴衣でも快適に過ごせるよう、できることは取り入れてみてください。
麻か絹の長襦袢を着用する
浴衣の下に着る長襦袢は、素材選びで快適さが大きく変わります。
麻は吸水性・放湿性に優れ、汗を素早く吸い取りサラッとした肌触りが特徴です。
ただし、チクチクとした触感が気になる方もいるため、人によっては合わない可能性があります。
その場合は、滑らかな質感で肌への刺激が少ない絹がおすすめです。
どちらも熱や湿気がこもりにくく通気性が高いため、着物の熱中症対策として候補にあげられます。
保冷剤を活用する
保冷剤を着物の中に仕込んでおくのも熱中症対策として効果的です。
肌に直接当ててしまうと凍傷になってしまうので、ガーゼや薄手のタオルで包んで持参しましょう。
脇の下や首筋、太ももの付け根など、太い血管が通る場所を冷やすと効率的に体温を下げられます。
特に日中や人混みの中では体温が上がりやすいため、保冷剤や冷却グッズを仕込んでおくと快適に過ごせるでしょう。
うちわや扇子で風情ある対策も
うちわや扇子は、風を送って涼しさを感じるだけでなく、浴衣姿を魅力的に見せてくれるアイテムです。
袖口や襟元から風を送り込むことで、衣服内の湿気や熱気を外に逃がせます。
デザイン性の高いものを選べば、写真映えにもなるでしょう。
日傘で直射日光を防ぐ
日中に浴衣姿でお出かけする際は、日傘で直射日光を防いでおくと熱中症リスクを下げることができます。
紫外線は熱だけでなく疲労感も高めてしまうので、動きが制限される浴衣と相性が悪いです。
だからこそ、できるだけ直射日光が当たらないように日傘を用いて予防しておくのが、有効的な熱中症対策につながります。
冷えた飲み物を持ち歩く
冷えた飲み物を持ち歩いていると、身体を冷やしつつ水分補給ができるのでおすすめです。
自宅から飲み物を持参する際は、事前に凍らせておくと保冷剤と飲料水の役割を果たしてくれます。
麦茶やスポーツドリンク、経口補水液なら塩分補給もできるので、熱中症リスクを下げられるでしょう。
まとめ
今回は浴衣でお出かけする際にできる熱中症対策について解説しました。
浴衣姿は美しさが増すものの、普段よりも厚い服装になるため、熱が逃げにくく熱中症になりやすいです。
だからこそ、特に夏のイベントに浴衣で行くときは、熱中症対策をしっかりと行い、快適に過ごせるようにしましょう。