建設現場や工場、物流の現場で欠かせない安全確保のヘルメット。街中でよく見かける作業用ヘルメットの多くに使われているのがABS樹脂です。
軽くて丈夫、それでいて価格も手頃と三拍子そろった素材ですが、当然デメリットもあります。
今回はABSヘルメットの特徴とメリット・デメリット、気になる耐用年数の目安までまとめて解説します。
ABSヘルメットとは?素材や特徴について

ABSヘルメットとは、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)で作られた作業用ヘルメットのことです。
ABS樹脂はプラスチックの一種で、軽量で加工しやすいことから、建設業や製造業をはじめ幅広い現場のヘルメットに採用されています。
市販されているABSヘルメットの多くはJIS規格や国家検定に適合しており、安全面での信頼性も申し分ありません。
価格の手頃さと機能性のバランスが良いため、作業用ヘルメットの中でも特に流通量が多い素材といえるでしょう。
ABSヘルメットのメリット
ABSヘルメットが多くの現場で選ばれているのには理由があります。順番に見ていきましょう。
軽量で長時間の作業でも疲れにくい
ABSヘルメットは非常に軽く、長時間着用する現場でも首や肩への負担が少ないのが特徴です。
法律で着用が義務付けられている作業も多く、一日中かぶりっぱなしという人も珍しくありません。
軽さによって疲労が軽減されれば、安全性を保ちながら集中力も維持しやすくなります。
飛来物・落下物からしっかり守る耐衝撃性
ABSヘルメットは、飛来物や落下物から頭部を守るのに十分な強度を備えています。
適度な柔軟性もあり、衝撃を分散させながら頭部へのダメージを抑えてくれる構造です。
比較的低コストで導入できる
ABS樹脂は製造コストを抑えやすく、FRP製やPC(ポリカーボネート)製のヘルメットと比べて安価に購入できます。
まとめて大量に購入する必要がある企業や事業者にとっても、コストを抑えられるのは嬉しいポイントです。
成形しやすくカラー展開が豊富
ABS樹脂は成形性に優れているため、カラーやデザインのバリエーションが豊富なのも魅力です。
実用性とデザイン性を両立させたいという現場のニーズにも応えやすい素材です。
ABSヘルメットのデメリット
メリットの多いABSヘルメットですが、選ぶ前に知っておきたい弱点もあります。
FRP製と比べると強度・耐候性はやや劣る
ABS樹脂はFRP(繊維強化プラスチック)に比べると強度がやや劣り、屋外での紫外線による劣化も起きやすい素材です。
高所作業や過酷な環境での使用が多い場合は、FRP製との違いを踏まえて選ぶのがおすすめです。
>>【関連記事】FRP製ヘルメットの特徴とは?メリット・デメリット&ABSとの違いを解説
経年劣化によるひび割れ・変色に注意
紫外線や熱の影響を受け続けると、表面にひび割れや変色が起きることがあります。
見た目に問題がなくても内部の強度が落ちているケースもあるため、定期的なチェックが欠かせません。
ABSヘルメットの耐用年数・交換の目安
ヘルメットは消耗品です。ABS製に限らず、使用年数が経過すると強度が落ち、本来の保護性能を発揮できなくなります。
着用頻度や保管環境によって差はありますが、ひび割れ・変色・帽体のゆがみなどが見られたら、期限を待たずに交換を検討しましょう。
具体的な交換の目安や判断基準は、下記の記事で詳しく解説しています。
>>【関連記事】ヘルメットの耐用年数は3年!使用期限の判断基準と交換のサインを解説
ABSヘルメットを選ぶときのポイント
ABSヘルメットを選ぶ際は、価格の安さだけで決めず、以下のポイントも確認しておくと失敗がありません。
- JIS規格・国家検定に適合しているか
- 通気口の有無(夏場の蒸れ対策)
- バイザーの有無・雨だれ防止機能
- 現場の作業内容に合った強度・機能を備えているか
ここからは、ABS製のおすすめヘルメットを紹介します。


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まとめ
今回は、ABSヘルメットの特徴とメリット・デメリット、耐用年数の目安について解説しました。
ABS樹脂は軽量で衝撃にも強く、低コストで導入しやすい素材ですが、FRP製と比べると強度や耐候性はやや劣ります。
特徴を理解した上で、現場の作業内容や使用環境に合ったヘルメットを選んでみてください。
まもる君では、ABS製をはじめさまざまな作業用ヘルメットを取り扱っています。ぜひ商品ラインナップもチェックしてみてください。
