体育館は屋根や壁に囲まれているぶん、「屋外より涼しいだろう」と思われがちです。ですが実際には、風通しの悪さや空調設備の不十分さから、屋外以上に熱がこもり熱中症のリスクが高くなることも珍しくありません。とくに部活動やスポーツの試合、体育の授業では激しい運動をともなうため、油断は禁物です。
この記事では、体育館で熱中症が起こりやすい理由と、今日からできる対策、そして体育館での活動に役立つ冷却グッズを詳しく紹介します。お子さんの部活動を見守る保護者の方も、体育館を運営・管理する立場の方も、ぜひ参考にしてください。
体育館で熱中症が起こりやすい理由

まずは、体育館で熱中症が起こりやすい理由を確認しておきましょう。「屋内だから安心」という思い込みを外すところから対策は始まります。
構造的に風通しが悪く熱がこもりやすい
体育館は、雨や風の影響を受けずにスポーツを楽しめるよう設計されているぶん、外の空気が入れ替わりにくい構造になっています。窓や出入り口を閉め切っていると、熱がこもったままの状態が続いてしまうのです。
エアコンなどの空調設備が不十分なことが多い
体育館は天井が高く容積も大きいため、空調を効かせるには相応の設備能力と電気代が必要です。学校の体育館を中心に、空調が未設置だったり、設置されていても能力不足だったりするケースは今も少なくありません。
窓からの日差しや大勢の熱気で室温が上がりやすい
大きな窓から差し込む直射日光や天井からの輻射熱も、体育館の室温を押し上げる要因です。加えて、多くの人が集まって運動すると、それぞれの体から発せられる熱や水蒸気が加わり、体感温度はさらに上がります。屋内特有の圧迫感・緊張感で疲労を感じやすいことも、熱中症のリスクを高める一因といえるでしょう。
体育館での熱中症対策・暑さ対策のポイント

体育館での熱中症対策は、日々の心がけと環境づくりの両方が欠かせません。ここでは具体的なポイントを見ていきます。
こまめな水分・塩分補給を心がける
体育館の中でも、運動をすれば大量に汗をかき、水分・塩分がどんどん失われていきます。スポーツに夢中になっていると、喉の渇きに気づくのが遅れがちです。「喉が渇く前」を目安に、休憩のたびに水分・塩分をとる習慣をつけましょう。
窓や扉を活用して換気をよくする
屋外より体育館内のほうが気温が高い場合は、窓や扉を全開にして外気を取り込むだけでも体感温度がやわらぐことがあります。逆にエアコンを稼働させているときに窓を開けっぱなしにすると、冷気が逃げて電気代だけがかさんでしまうので注意してください。日差しが強い時間帯は、カーテンやブラインドで窓からの直射日光・輻射熱を遮るのも効果的です。
スポットクーラーや扇風機で空気を動かす
空調設備がない、または能力が足りない体育館では、スポットクーラーや扇風機の活用がおすすめです。スポットクーラーはピンポイントで涼風を送れ、扇風機は送風だけでなく空気を循環させる役割もあります。熱がこもりやすい体育館では、空気を「動かす」だけでも体感温度がかなり変わってきます。
暑さ指数(WBGT)を活動の目安にする
感覚だけで「今日は大丈夫」と判断するのは危険です。気温・湿度・輻射熱をもとに算出される暑さ指数(WBGT)を目安に、運動の可否や休憩時間を決めるようにしましょう。環境省の熱中症予防情報サイトなどでも指標が公開されているので、体育館に温湿度計(WBGT計)を1台置いておくと、体感に頼らない判断ができます。
>>【関連記事】熱中症対策は何度からやるべき?暑さ指数・熱中症警戒アラートも参考に!
体調変化にすぐ気づける体制をつくる
体育館全体で熱中症を防ぐには、体調変化を早期に発見できる体制づくりも重要です。
- 運動の前後・途中でこまめに体調を観察する
- 体調不良を我慢せずすぐ言い出せる雰囲気をつくる
- 指導者・保護者が熱中症の初期症状を正しく知っておく
「少しくらい大丈夫」と我慢させない空気づくりも、立派な熱中症対策のひとつです。
>>【関連記事】ミニバスの熱中症対策のポイントは?子どもの健康と命を守る方法!
体育館の熱中症対策におすすめのグッズ5選
対策グッズを取り入れることで、体育館での熱中症リスクはぐっと下げられます。ここでは、体育館での活動やスポーツ観戦にも使いやすいアイテムを紹介します。
首元の太い血管を冷やせるネッククーラーは、手軽に涼を取れる定番アイテムです。保冷剤を入れ替えれば繰り返し使えるので、部活動や試合の合間に活躍します。

ユニフォームや体操服の下に着るだけで体感温度を下げられる冷感インナーもおすすめです。吸汗速乾素材なら、汗をかいてもベタつきにくく、動きやすさもキープできます。
バートル ドライフィット エアーフィット 4070 冷感インナー 長袖

額や首、脇の下などを直接冷やせる保冷剤は、体調が悪くなりかけたときの応急対応にも便利です。あらかじめ冷凍庫で凍らせておき、休憩時間にサッと使えるようにしておきましょう。

腕を覆うクールアームカバーは、日差しを遮りながら接触冷感で涼しさをキープできるアイテムです。屋外の応援や移動時にも使えるので、体育館とグラウンドを行き来する部活動にも向いています。

汗を吸収しながら頭部を冷やせるヘッドバンドも、体育館での運動と相性のよいグッズです。汗が目に入るのを防ぎつつ、ひんやり感で集中力の維持にも役立ちます。

このほか、ハンディファンなど手軽に取り入れられるグッズも組み合わせて使うと、より効果的に体温をコントロールできます。
まとめ
体育館は、風通しの悪さ・空調設備の不足・輻射熱や人の熱気など、屋外とは違った理由で熱中症のリスクが高まる場所です。こまめな水分・塩分補給、換気やスポットクーラーの活用、暑さ指数(WBGT)を目安にした判断、そして体調変化にすぐ気づける体制づくりを組み合わせることで、リスクは大きく減らせます。
ネッククーラーや冷感インナーなどの対策グッズも上手に取り入れながら、屋内だからと油断せず、体育館での熱中症をしっかり防いでいきましょう。
なお、私ども「作業着専門通販 まもる君」でも、体育館の熱中症対策におすすめのアイテムやグッズを多数お取り扱いしています。ぜひ、いろいろとチェックしてみてください。
>>【関連記事】トイレが暑い理由と対策7選|熱中症を防ぐ涼しくする方法
>>【関連記事】ペルチェベストは効果ない?冷えない原因と対策・デメリットを本音で解説
>>【関連記事】熱中症対策に水風呂は効果的!正しい温度・時間と危険性を解説
