運動会シーズンになっても、日中の気温はまだ真夏並みという日が珍しくありません。特に子どもは体の仕組み上、大人よりも熱中症のリスクが高く、毎年運動会をきっかけに体調を崩す子が後を絶ちません。
この記事では、暑さ指数(WBGT)の見方から、水分・塩分補給や冷却グッズ、涼しい服装、症状が出たときの対処法まで、運動会で子どもの命を守るために知っておきたいポイントを解説します。
子どもが運動会で熱中症になりやすい理由

はじめに、運動会で子どもの熱中症対策を行う際に押さえておきたい、子どもならではの注意点を見ていきます。
体が小さい分、地面からの照り返しを受けやすい
子どもは体が小さい分、外気温の影響をダイレクトに受けやすく、熱中症になりやすいといえます。特に背が低い分、大人よりも地面に近い位置にいるため、地面からの輻射熱の影響を強く受けてしまうのです。運動場のアスファルトや砂地は日中40℃を超えることもあり、大人が感じる以上の暑さに子どもはさらされています。
体調不良を上手に訴えられないことがある
子どもは、体調不良をうまく伝えられないことがあります。主な理由は、以下のとおりです。
- うまく伝える方法や言葉を知らない
- 周囲の目を気にしてしまう
- 運動会から離脱するのが嫌だ
ここは、周囲の大人が子どもの顔色や様子をこまめに観察し、異変を察してあげることが必要です。
症状が急激に悪化しやすい
子どもは体温調節機能が未発達なため、大人よりも症状が急激に悪化しやすいという特徴があります。「小さな体でも回復力があるから大丈夫」というのは間違いです。苦しむ姿を見てから対処するのではなく、まずは予防を徹底することが何より大切です。
暑さ指数(WBGT)で運動会の実施可否を判断する
熱中症対策の基準にしたいのが、気温だけでなく湿度や日射・輻射熱も加味した「暑さ指数(WBGT)」です。環境省や日本スポーツ協会の運動指針では、おおむね次のような目安が示されています。
- WBGT 31以上:運動は原則中止
- WBGT 28~31:厳重警戒(激しい運動は中止、休憩をこまめに)
- WBGT 25~28:警戒(積極的に休憩・水分補給)
- WBGT 25未満:注意(軽い熱中症に発症することもある)
「気温25℃くらいなら大丈夫」と油断するのは禁物です。湿度が高い日は気温がそれほど高くなくても熱中症のリスクが上がります。当日の外気温や湿度が高すぎる場合は、開催時間の短縮や中止を学校に提案することも必要です。学校側が判断を迷っているようなら、保護者から声を上げることも子どもを守る手段のひとつです。
運動会で使いたい熱中症対策グッズ

ここでは、運動会当日に用意しておきたい熱中症対策グッズを見ていきます。
こまめな水分・塩分補給
大量発汗で失われた水分・塩分は、こまめに補給することが基本です。休憩時だけでなく、子どものペースに合わせていつでも補給できるようにしておきましょう。
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ネッククーラー・保冷剤で首元を冷やす
首元には太い血管が通っているため、そこを冷やすと効率よく体温上昇を抑えられます。応援中も着けたままでいられるネッククーラーは、暑さが本格的になる時期の運動会で特に頼りになるアイテムです。

ほかの冷却グッズもまとめてチェックしたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
>>【関連記事】熱中症対策グッズ最強9選【2026年最新】現場で使えるおすすめアイテム
テントや帽子で日陰を作る
運動会では、帽子の着用を徹底させましょう。頭部の温度上昇は脳に大きなダメージを与え、熱中症の発症や後遺症のリスクを高めるためです。応援席用にレジャーテントやパラソルを用意しておけば、待機時間も日陰で過ごせて体力の消耗を抑えられます。
涼しい服装で対策する
通気性がよく、汗をすぐに吸収・発散してくれる素材の服を選ぶことも大切です。色によっても表面温度は変わり、黒など濃い色は熱を吸収しやすいため、屋外で長時間過ごす運動会では避けたほうが無難です。服の色による違いをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
>>【関連記事】涼しい色は白だけじゃない!夏の服の色ランキングと選び方【熱中症対策】
前日から整えておきたい体調管理
熱中症は当日の対策だけでなく、体調のベースづくりも重要です。前日は夜更かしを避けてしっかり眠らせ、当日の朝食も必ず取らせましょう。睡眠不足や朝食抜きの状態は体温調節機能が働きにくくなり、熱中症のリスクを高めます。当日は家を出る前に顔色や機嫌をチェックし、いつもと違う様子があれば無理をさせないことも大切です。
症状が出たときの対処法
顔が赤い、汗の異常、ぐったりしているなど熱中症が疑われる症状が見られたら、まずは涼しい日陰やテントに移動させ、衣服を緩めて休ませましょう。首や脇の下、脚の付け根など太い血管が通っている部分を保冷剤や濡れタオルで冷やすと、効率よく体温を下げられます。
運動会から離脱するのが嫌で子どもが抵抗するかもしれませんが、ここはきちんと言い聞かせてください。水分・塩分補給をしても症状が良くならない、意識がはっきりしない、むしろ悪化するといった場合は、ためらわず医療機関を受診してください。
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まとめ
運動会では、暑さ指数を目安にした実施可否の判断から、水分・塩分補給、冷却グッズ、涼しい服装、そして症状が出たときの対処法まで、必ず適切な熱中症対策を徹底しましょう。子どもたちの体調不良を防ぎ、命を守るためにも、この記事で紹介した内容を参考にしてください。
なお、子どもを見守る保護者や教育関係者の皆さんも、きちんと熱中症対策を行うことが大切です。私ども「作業着専門通販 まもる君」でも、夏でも涼しい冷感インナーや熱中症対策グッズを各種お取り扱いしていますので、ぜひチェックしてみてください。
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