夏のレジャーとして人気の高い海水浴ですが、実は海でも熱中症になるリスクがあります。
海辺は涼しいイメージがありますが、水面や砂浜からの照り返しや脱水症状の見落としなど、陸地とは異なるリスクが潜んでいるので注意が必要です。
そこで今回は海で熱中症になる原因やおすすめの熱中症対策について解説します。
海で熱中症が起こりやすい原因
まずは海で熱中症が起こりやすい原因について見ていきましょう。
水面や砂浜の照り返しで体感温度の上昇
海べは直射日光だけでなく水面や砂浜からの照り返しによって体感温度が上昇しやすいです。
特に晴天時は紫外線量も増えるため、身体に吸収されて疲労しやすく熱中症リスクも高くなってしまいます。
脱水症状が気づきにくい
海では汗をかいていても水に濡れているため、発汗量がわかりづらく喉の渇きを感じにくい点も、熱中症が起こりやすい原因です。
海の中で身体が冷えているとしても、体内の水分が不足すると脱水症状から体調不良へ発展するので、十分に注意しましょう。
海水の浸透圧によりミネラルバランスが乱れやすい
海水に長時間触れていると、浸透圧の影響で体内の水分およびミネラルバランスが乱れやすくなります。
特にナトリウムやカリウムが不足すると、筋肉のけいれんやだるさを感じやすくなるでしょう。
海でおすすめの熱中症対策
ここでは、海でできるおすすめの熱中症対策について解説します。
帽子やラッシュガードで紫外線から肌を守る
紫外線は熱がこもってしまう原因になるため、帽子やラッシュガードで肌を守るのが効果的です。
通気性が高い素材を使用していると、汗をかいても乾きやすく、気化熱によって体温上昇を抑えてくれます。
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こまめに水分と塩分を補給
喉が渇く前にこまめな水分補給をしておくのも重要な熱中症対策です。
気温や活動量によっても異なりますが、15〜30分おきに少量ずつ水分を摂取するのがいいでしょう。
水だけでなくスポーツドリンクや経口補水液、塩飴などで塩分を補うと、発汗によるミネラルの喪失を防げるのでおすすめです。
適度に休憩をする
炎天下での遊泳や砂浜での活動は想像以上に体力を消耗します。
そのため、日陰やテントでこまめに休憩を取り、身体をクールダウンさせることが熱中症対策として効果的です。
休憩時間には冷たい飲み物や冷却タオルを活用すると、より効率よく体温を下げられるので体調不良になりにくくなるでしょう。
冷却グッズを持参する
クーラーボックスに保冷剤や冷たい飲み物を入れておくと、体温上昇時の応急処置に役立ちます。
冷却効果を十分に発揮させるには、首や脇、太ももの付け根など太い血管が通る場所を冷やしましょう。
まとめ
今回は、海でも熱中症になりやすい原因と対策について解説しました。
海では日陰も少なく、直射日光があたりやすい場所でもあるので、熱中症になりやすい環境だとわかってもらえたはずです。
ぜひ本記事で紹介した熱中症対策を活用して、海でのレジャーを快適に楽しんでください。