「熱中症対策に緑茶を飲んでいるけど、実はダメなんじゃないか」と気になって検索した方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、緑茶は熱中症対策として「絶対ダメ」というわけではありません。ただし、カフェインなどの成分が水分補給の効率を下げる場面があるのも事実です。
今回は、緑茶が「ダメ」と言われる理由と、実は見落とされがちなメリット、熱中症対策に向いているお茶の種類・飲み方の注意点まで、まとめて解説します。
結論:熱中症対策に緑茶は「絶対ダメ」ではない

熱中症は、汗をかくことで体内の水分とミネラル(ナトリウム・カリウムなど)が失われ、体温調節がうまくできなくなることで起こります。
緑茶にもミネラルは含まれているため、水分・ミネラル補給という点では一定の役割を果たします。
「ダメ」と言われるのは、緑茶に含まれるカフェインやタンニンなど一部の成分が水分補給の効率を下げる可能性があるためで、飲むこと自体がNGというわけではありません。飲み方さえ押さえれば、熱中症対策の選択肢のひとつとして問題なく取り入れられます。
緑茶が「熱中症対策にダメ」と言われる3つの理由
まずは「ダメ」と言われる根拠を押さえておきましょう。
カフェインの利尿作用で水分が排出されやすい
緑茶にはカフェインが含まれており、利尿作用があります。飲んだ水分がそのまま尿として排出されやすくなるため、汗をたくさんかく現場作業や屋外活動では、水分補給のつもりが逆に脱水を早めてしまう可能性があるといわれています。
ただし、近年の研究では、軽い脱水状態のときに緑茶を飲んでも尿の排出が特に促進されるわけではないとする報告もあります。カフェインの影響は摂取量や体調によって差があるため、「飲んだら即NG」と神経質になりすぎる必要はありません。
タンニンが鉄分の吸収を妨げる
緑茶に含まれるタンニン(カテキン)は、食事に含まれる鉄分の吸収を妨げる性質があります。貧血気味の方や、屋外作業で疲労が蓄積しやすい方は、食事中や食後すぐの多量摂取は控えたほうが無難です。
シュウ酸が結石リスクを高める可能性がある
緑茶にはシュウ酸も含まれており、摂りすぎると尿路結石のリスクを高める可能性が指摘されています。毎日大量に飲み続けるような極端な飲み方でなければ、通常はそこまで神経質になる必要はありませんが、水分補給の中心を緑茶だけに偏らせるのは避けたほうが安心です。
実は緑茶にもメリットがある
「ダメ」な面ばかりが注目されがちですが、緑茶には水分・ミネラル補給以外のメリットもあります。カテキンやビタミンCなどの成分が含まれており、夏場のコンディション管理に役立つ面もあるため、一方的に避ける必要はありません。
水出し緑茶ならカフェインを抑えて水分・ミネラル補給できる
お湯出しに比べて、水出し(水出し緑茶)はカフェインの抽出量が少なくなる一方で、カテキンやビタミンCは比較的しっかり抽出できるといわれています。
「緑茶は好きだけどカフェインが気になる」という方は、氷水や冷水でじっくり抽出する水出し緑茶に切り替えるだけで、デメリットを抑えつつ夏らしいすっきりした味わいを楽しめます。
熱中症対策に向いているお茶の種類
熱中症対策として飲むなら、以下のようなお茶がおすすめです。
- 麦茶:ノンカフェインで価格も安く、量を気にせず飲める夏の定番
- ルイボスティー:ノンカフェインでミネラルも含まれる
- ほうじ茶:緑茶に比べてカフェインが少なめで飲みやすい
特別「これが最強」というお茶があるわけではなく、ノンカフェインである点と価格の手頃さから、麦茶が最も選びやすい選択肢といえるでしょう。
また、キンキンに冷やした冷たい飲み物は体を内側から冷やす効果も期待できるため、現場作業の休憩時にはあわせて取り入れたいところです。
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熱中症対策でお茶を飲む際の注意点
お茶で水分補給をする際は、以下の点に注意しましょう。
カフェインが含まれるお茶を摂りすぎない
緑茶、紅茶、ウーロン茶などカフェインを含むお茶は、飲み過ぎると利尿作用で体内の水分を逆に排出してしまうことがあります。
水分補給の中心にするなら、麦茶やルイボスティーのようなノンカフェインのお茶を選び、カフェイン入りのお茶は量を控えめにするのが安心です。
お茶に塩分は含まれていない
汗を大量にかいたときは、水分だけでなく塩分の補給も欠かせません。しかし、お茶には基本的に塩分が含まれておらず、お茶だけで水分補給を続けていると脱水症状が加速してしまう可能性があります。
長時間の屋外作業やスポーツの際は、状況に応じて塩分タブレットや塩飴、経口補水液などを併せて摂りましょう。
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まとめ
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緑茶は熱中症対策として「絶対ダメ」なわけではなく、カフェインやタンニンなどの成分による注意点を押さえておけば、水分・ミネラル補給の選択肢として問題なく取り入れられます。
水分補給の中心にするなら麦茶やルイボスティーのようなノンカフェインのお茶、緑茶を楽しみたいなら水出し緑茶がおすすめです。あわせて塩分補給も忘れずに行い、猛暑を乗り切っていきましょう。
