高所での作業が多い鳶職にとって、作業用ヘルメットは命を守る上でも重要な保護具です。
しかし、中にはどのようなヘルメットを選べばいいのかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、鳶職の方向けに自分に合う作業用ヘルメットの選び方について解説します。
鳶職におけるヘルメットの重要性
鳶職の現場は、高所での作業が基本であり、わずかな不注意や突風でバランスを崩せば、転落や落下物の危険にさらされます。
そのため、鳶職にとってヘルメットは安全帯と並ぶ重要なアイテムといえるでしょう。
高所作業で使用するヘルメットは、墜落時に頭部への衝撃を和らげる規格に適合していることが求められます。
適切なヘルメットを選ぶことで、安全性だけでなく作業効率や快適性も大きく向上するでしょう。
鳶職に合う作業用ヘルメットの選び方
では、鳶職に合う作業用ヘルメットは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
今回は5つのポイントに絞ってご紹介します。
墜落時保護規格かどうか
鳶職に必須なのが「墜落時保護用」の規格に適合したヘルメットです。
通常の飛来・落下物用だけでなく、墜落時に頭部を守れる構造が求められます。
製品表示に「墜落時保護用」と明記されているか必ず確認しましょう。
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軽いほうが疲労しにくい
高所で長時間作業する鳶職にとって、ヘルメットの重量は大きな負担になります。
FRP製やABS製など、軽量素材を使ったヘルメットを選べば、首や肩への負担を軽減し、集中力の持続にもつながります。
>>【関連記事】FRP(繊維強化プラスチック)製ヘルメットの特徴とメリット・デメリットとは
>>【関連記事】ABSヘルメットとは?特徴とメリットについて解説
頭部にフィットしているかどうか
安全性を確保するには、頭部にしっかりフィットするかどうかも重要です。
サイズ調整が可能なラチェット式やスライド式の内装を備えたモデルなら、個人の頭囲に合わせやすく、作業中のズレや脱げを防ぎます。
通気性高いと不快感が減少
夏場の建設現場や直射日光下での作業では、ヘルメット内部の蒸れは不快感やストレスの増大につながります。
そのため、通気孔が設けられたモデルや吸汗速乾性のある内装材を選ぶことで、快適さが向上し、作業効率も高められるでしょう。
デザイン性・カラー展開は豊富か
デザイン性やカラーのバリエーションが豊富だと、企業や個人の好みに合わせたヘルメットを揃えることができます。
例えば、社名ロゴを入れておけばブランディングにもなりますし、ライン加工ができれば識別性が上がり、役職を一目で判断可能です。
もし個人で好みのデザイン・カラーにできるなら特別感も高まり、モチベーションの向上にも役立つでしょう。

まとめ
今回は鳶職の方向けに、自分に合う作業用ヘルメットの選び方やポイントについて解説しました。
高所作業が主だからこそ、墜落時保護用という規格に適していることを前提とし、最適なヘルメットを選んでください。