大自然の中で過ごすキャンプは、非日常を楽しむ絶好のアクティビティですが、夏場のキャンプには熱中症のリスクが潜んでいます。
日差しの強い中での設営や調理、日陰の少ない場所での長時間滞在、さらには夜間でも暑さが続くなど、油断できない環境です。
そこで今回は、キャンプ初心者はもちろん、ベテランキャンパーにも知っておいてほしい、4つの熱中症対策について解説します。
キャンプの熱中症リスクが高い理由
キャンプの熱中症リスクが高い理由は、外の気温に影響されやすい点があげられます。
特に夏のキャンプでは、エアコンやクーラーがなく30℃を超える日もあるので、熱中症にならないよう十分な注意が必要です。
また、テント内には熱がこもりやすく、設営時にも身体を動かすので体温が上昇しやすくなります。
さらに子どもや高齢者は、体温の変化や体調不良に気づきにくいため、早期の対策が不可欠です。
キャンプですべき4つの熱中症対策
ここでは、キャンプですべき熱中症対策を4つご紹介します。
涼しい場所にタープやシェードを設置する
直射日光を避けるには、タープやシェードの設置が欠かせません。
なるべく日陰が多く、風通しのよい場所に設置すると、体温の上昇を抑えることができます。
設営の際には、太陽の動きを意識して、どの時間帯でも日陰が作れるように設置方向を選ぶといいでしょう。
水分・塩分の補給をこまめに行う
水分・塩分の補給はこまめに行うのが、熱中症対策の基本です。
キャンプでは汗をかく場面が多いため、失われた水分やミネラルを補給してあげましょう。
ただの飲料水ではなく、スポーツドリンクや経口補水液を用意しておくと、より手軽に水分・塩分が補給可能です。
特にお子さんや高齢者の方には、飲み物の声かけをこまめに行いましょう。
寝具・テントの通気性もチェックする
日中だけでなく、夜間に熱中症にならないよう、寝具・テントの通気性にも気を配りましょう。
テント内は想像以上に熱がこもりやすく、特に風のない夜は寝苦しさから体温が下がらないこともあるほどです。
メッシュ窓付きのテントや、通気性の良い寝袋・マットを選ぶことで、夜間の快適さが大きく変わるでしょう。
冷感グッズを常備しておく
首元を冷やせるネッククーラーや保冷剤は、キャンプでも非常に便利なアイテムです。
事前に凍らせて保冷バッグに入れておけば、暑さがピークの時間帯にサッと使えて、即効でクールダウンができます。
まとめ
今回は、キャンプで知っておくべき熱中症対策について解説しました。
キャンプでは外の気温に影響されやすいからこそ、涼しくなるような対策をして、体温を上昇させすぎないことが大切です。
ぜひ、キャンプを快適に楽しむために、本記事で紹介した熱中症対策を取り入れてみてください。
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